ミスター雁之助引退試合で、藤波辰爾が「お前、本田だろ!」ガッツワールド解散興行 (2/3ページ)

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「次はシングルをやろう」と、この試合で引退するはずの雁之助と再戦を約束して笑顔で引き上げた。これには雁之助も「次回はないんですよ」と苦笑いを浮かべていたが、「藤波さんは優しい」と相手を務めてくれた藤波に感謝しながらリングを降りた。

 全試合後に行われた引退セレモニーでは雁之助を送り出そうと唯我、ヤス・ウラノ、新納刃らが登場。アイスリボンの藤本つかさ、星ハム子、松本都、藤田あかね、内藤メアリ、新田猫子の6人もリングに上がった。真琴、日向小陽、雫有希、矢野啓太、よしえつねおにそっくりなミロ・ハダカラスも続いた。プロレスリングFREEDOMSからはGENTARO、マンモス佐々木、神威、矢口壹琅が現れた。FMWで一緒だった闘病中のチョコボール向井、後輩のgosaku、サプライズで新宿鮫も続き、最後は出場全選手を代表してガッツ石島が雁之助に花束を渡した。

 最後にマイクを持った雁之助は「平成3年の2月、FMWにハヤブサと九州から上京して、寮に入り、あれから27年間。こんなに長くプロレスができるとは夢にも思っておりませんでした。この場で言うのはなんですが、プロレスから離れたくないです」と本音を漏らした。「大好きです、プロレスが。僕と一緒にプロレス界に入ったハヤブサはもういませんけど、彼がいなくなってからきょうの試合まで、リングに上がる時は彼の気持ちも背負って毎回リングに上がっていました」と2016年に亡くなった盟友・ハヤブサさんとの思い出を語った。

 「彼と一緒にリングを降りられなかったのは、本当に残念ですが、僕は復帰するとき彼に『もう一回リングに上がろうと思ってる』って言った。彼は何も言わずに『おっさんの思った通りにやれ』と背中を押してくれた。『自分が歩けるようになったらリングでもう一回向き合おうね』と言われた。それは叶いませんけども、また、後々会った時にそれは実現しようと思います」と死後の「再会」を誓った。

 ファンに向けては「今まで皆さん、こんな男を見て支えていただいて、本当にありがとうございました。FMW、WMF、ガッツワールドの3団体に所属して良かった。ファンの皆さんと知り合えて本当に幸せだった」と感謝。「これからもガッツワールドの選手たち、プロレスをよろしくお願いします。27年間ありがとうございました。

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