オートレース 33期の黒川京介が初の「記念」に挑戦!

週刊実話

 1月、約18年ぶりに最年少優勝記録を更新し、33期で優勝1番乗りを果たした黒川京介が、実に逞しく成長を遂げている。「2級車で優勝するのが1つの目標でした」と、笑みもこぼれた。

 今では順風満帆に見えるが、デビュー当時は相当に苦労した。周囲からは「33期のレベルは低い」と辛らつな言葉も囁かれていた。
 「自分が甘かったです。全然ダメで不安と焦りばかりでした」と振り返る。しかし、師匠・中野憲人のバックアップが流れを変えた。
 「エンジンをすべて師匠に整備して頂きました。タイヤもいいのがあって」とガラッと変貌を遂げ、これが初優勝への伏線となった。
 優勝戦で計時したタイムは3秒390。「自分でも驚きのタイムでした。準決勝と同じくらい出ればいいと思っていたので」と、日に日にパワーアップしている姿は実に頼もしい。

 今の課題としては「コース取り、季節の変わり目での整備方法、乗り方です」と即答。課題は明確であり、壁を乗り越える事によって発展していくはず。5月下旬には、初めてのグレード戦となるGII川口記念に出走予定。
 「まだ、実感がわかないですが、初めてのグレード戦。佐藤摩弥さんからも2級車のクランクを譲り受けましたので、記念までに“夏場のエンジン”を作って、準々決勝、準決勝まで行ければ」と抱負を語る。

 記念レースで台風の目となるのか? 今から楽しみである。

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