ルーマニアが選手の資格違反でW杯出場取り消し! 日本と同組はロシアに変更 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビーは5月15日、ラグビーワールドカップ2019ヨーロッパ予選で出場権を獲得していたルーマニアが、代表資格がない選手を予選に出場させていたとして、ワールドカップ2019の出場を取り消し、本大会で日本、アイルランド、スコットランドと一緒のプールAに入るヨーロッパ地区代表1には、ロシアが繰り上がると発表した。

 ヨーロッパ最終予選(ラウンド5)の結果は、1位:ルーマニア(6勝2敗=勝点29)、2位:スペイン(6勝2敗=勝点26)、3位:ロシア(4勝4敗=勝点20)、4位:ベルギー(2勝6敗=勝点11)、5位:ドイツ(2勝6敗=勝点8)だったが、スペインとベルギーもルーマニアと同様の違反があったため、ロシアが2011年大会以来2回目のワールドカップ出場となる。

 また、2位のチームはヨーロッパ地区予選ラウンド4を勝ち抜いてきたポルトガルとのプレーオフに進むことになっていて、その試合にはドイツが出場することとなった。6月9日に予定されているドイツ対ポルトガルの勝者は、ヨーロッパ/オセアニア地区プレーオフに進み、プールA入りをかけてサモアと対戦する(ホーム&アウェイ)。

 ワールドラグビーによれば、ワールドカップ2019の予選を兼ねた2017年と2018年のラグビーヨーロッパチャンピオンシップにおいて、代表選手資格に関するクレームがあったため独立したジュディシャル(司法)委員会と争議委員会が調査したところ、ルーマニア、スペイン、ベルギーが、代表資格を持っていない選手を出場させていたことがわかった。そのため、この3チームの勝点から、不適格な選手が参加した試合ごとに5ポイントずつ差し引くことを決定。

 ルーマニアは、2017年と2018年のヨーロッパチャンピオンシップ8試合(予選に関連する6試合)で代表資格を持っていない選手が出場していたことが判明。スペインは9試合(予選に関連する8試合)、ベルギーは7試合(予選に関連する6試合)で不適格な選手が出場していた。

 そのため、スペインは40ポイント減、ルーマニアとベルギーは30ポイントが差し引かれ、ヨーロッパ予選の1位はロシア、2位はドイツとなった。

 違反があった3か国の協会に対しては罰金が科された。

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