性暴力被害者への「抵抗すれば防げたはず」バッシングの誤り (1/2ページ)

wezzy

Thinstock/Photo by twinsterphoto
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 『あさイチ!』が2017年6月21日組んだ特集「無関係ですか?性暴力」を覚えている人も多いだろう。放送内で読み上げられた「激しく抵抗し大声を出せば避けられたのではないか」「死ぬ気で抵抗すれば防げる」などの視聴者のFAXに対して非難が殺到。ゲストとして出演していたジョン・カビラ氏も放送内で「たとえば、娘さん、奥さんが同じ被害に遭った場合、同じことが言えますか?」「『最後まで抵抗しなかった君が悪い』って言えますか?」と反論していた。

 日々流される性犯罪関係の報道のせいで、「隙があったのではないか」など、なんらかの理由で被害者をバッシングする光景は、もはや日常茶飯事となってしまった。

 例えば、元TOKIOの山口達也氏が女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検されたことが発覚したとき、被害にあった女子高生に対して一部では「ハニートラップ」「部屋まで行っておいて被害者面されても」などといった批判がSNSなどに投稿されていた。山口敬之氏からレイプされたことを告発した伊藤詩織氏も、電通時代にクリエイターの岸勇希氏からセクシュアルハラスメント・パワーハラスメントを受けていたと告発したはあちゅう氏も、福田淳一元財務事務次官のセクハラを告発した女性社員もそうだ。みな、同じように被害者バッシングを受けていた。

 福田元財務事務次官のセクハラ問題以降、被害者バッシングの際に「ハニトラ説」が持ち出されることが頻出しているが、「夜道を歩いていたのが悪い」「部屋までついていったのが悪い」「抵抗すれば防げたはずだ」といった、被害者が「自衛しなかったこと」を咎めるパターンのバッシングも根強いものだ。

 今月14日、東京都町田市の路上で背後から女性に抱きつき、わいせつな行為をした林和彦容疑者が逮捕されたことが報道された。林容疑者は「両胸をわしづかみにしたところ、抵抗されたので無我夢中で顔面を何度も殴った」と容疑を認めているという(両胸をわしづかみ抵抗され、顔殴る 男逮捕)。

 『あさイチ!』放送当時、「『死ぬ気で抵抗すれば防げる』のではなく『死ぬ気で抵抗すれば殺される』性暴力の実情」を書いた高橋ユキさんは、記事の中で、激しく抵抗した被害者が殺害された事件を複数紹介している。

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