介護職の採用費についてのアンケート調査結果 : 採用費が増加した施設が7割、職員の処遇改善に課題 (1/3ページ)
医療・介護業界に特化した求人サイト「コメディカルドットコム」を運営するセカンドラボ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:巻幡 和徳)は、全国の医療介護施設を対象に、人材採用の実態の把握を目的としたアンケートを実施いたしました。
※アンケート実施期間:2018年4月17日~4月27日(有効回答数424件)
介護職の採用費は7割の施設で増加
介護職の採用費について、ここ5年で「増加した」と回答した介護施設が7割に上り、介護職の採用難による費用の高騰が鮮明に表れる結果となりました。(図1)
費用増加の背景は、比較的低コストである求人広告やハローワークなどの従来の募集方法では人材を確保することができず、人材紹介に頼らざるを得ない施設が増えていることにあると考えられます。人材紹介会社経由での採用手数料は、介護業界では想定年収の20%が相場といわれていますが、介護職採用の需要が逼迫していることから、相場以上の採用手数料を支出している施設も2割以上存在しています。(図2)
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSMzODA3NCMyMDE2NjQjMzgwNzRfUXpwY2ptd1FqVC5wbmc.png ]
採用費が高くても人材紹介の利用を継続する
今後も介護職の採用に人材紹介会社を利用するかという質問に対し、88%の介護施設で「利用する」との回答がありました。