ディーン・フジオカ「モンテ・クリスト伯」視聴率爆死なのになぜ高評価?

アサジョ

ディーン・フジオカ「モンテ・クリスト伯」視聴率爆死なのになぜ高評価?

 木曜劇場「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」(フジテレビ系)。視聴率こそ苦戦しているものの、すべてを奪われた主人公がみずからを陥れた男たちに復讐し、彼らの運命の歯車を狂わせていく復讐劇に、「あのミステリーとか、復讐する感じ、とてつもなくたまらん」「今まで生きてきた中で一番見ごたえのあるドラマにあった気がする」「このドラマ間違いなく今期最高」といった声が寄せられ、主人公を演じるディーン・フジオカにも熱い視線が集まっている。

「昨年、武井咲とダブル主演を果たしたドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)の評判が今ひとつだっただけに、連ドラ単独初主演となる今作がディーンの俳優としての真価が問われる試金石。前時代的な今っぽくない物語に、放送開始前は否定的な意見も聞かれましたが、回を追うごとに評価が高まっています」(テレビ誌記者)

 ここに来て、ネット上には「ディーン・フジオカの伯爵役は、他の俳優だと考えられないくらいハマってる」「震えるほどのストーリーの面白さに加えてディーンの麗しい姿も堪能できる」「立ち振る舞い、視線のみせる狂気、所作の美しさ、それらが輝いているだけに、台詞が…言葉の置き方が…ああ脱帽!!」といった最上級の賛辞もあがっている。

 5月17日に放送された第5話では、ディーン演じる真海と、元婚約者すみれを演じる山本美月との切ないシーンが、視聴者の心を大いに震わせたようだ。

「別れ際に真海の腕をとって呼び止め『真海さんは幸せですか?』と聞くすみれに対して、ゆっくり振り返り『ええ、とっても』と答える真海。『良かったです。真海さんが幸せに生きていてとても良かったです』と言って別れを告げる場面には『すみれ、気づいてる!? それにしても切ない~』などといった感動の声が寄せられました」(前出・テレビ誌記者)

 観ている人からは高評を仰ぐ同ドラマ。あとは観ていない視聴者をいかに振り向かせられるか、なのだが……。

(窪田史朗)

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