サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「タワーオブロンドンの末脚炸裂」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「タワーオブロンドンの末脚炸裂」

 怒濤のごとく続いたGI戦は、今週をもってひと息。その安田記念は、伝統を誇る府中のマイル戦だ。

 毎度のことだが、顔ぶれがいい。昨年と同じくフルゲート(18頭)が見込まれるが、外国(香港)馬の参戦もあり、馬券的にも興味が尽きない。

 古豪レッドファルクスを筆頭として、大阪杯を制したあと満を持していたスワーヴリチャード、ドバイ遠征帰りのリアルスティールといったところが人気を集めると思われるが、スワーヴリチャードは、初めてのマイル挑戦であり、リアルスティールもマイラーというイメージが湧かない。一方のレッドファルクスは、昨年の安田記念で3着惜敗だったが、GIスプリンターズSを連覇中とあって、マイル戦は微妙に長い印象もある。

 ということで、一筋縄では収まりそうにない一戦になると見ていいか。

 実際、力量馬が集いながら荒れる傾向にある。このGIに馬単が導入されてからの過去15年間、その馬単で万馬券になったのが実に9回(馬連では7回)。この間、1番人気馬は4勝(2着2回)、2番人気馬が3勝(2着0回)で、1、2番人気馬でのワンツー決着はわずか1回のみ。つまり、データからは穴党向きのGI戦ということになる。

 さて、今年はどうだろうか。前記したように、人気どころに純然たるマイラーではない馬が何頭かいて、確かに難解な一戦と言っていい。そこでもう少しデータを掘り下げてみると、おもしろいことに古豪の頑張りが見て取れた。

 最も充実しているはずの5歳馬が過去15年間で3勝(2着5回)だったのに対して、6歳馬が実に8勝(2着2回)、7歳馬も1勝(2着4回)している。今年は6歳以上の古馬が7頭登録しており、出走頭数を考えると、ピークを過ぎていると捉えるのは禁物のようだ。

 今年も3歳馬から7歳馬まで年齢幅は大きい。前走時より背負う斤量が増えて出走する馬が多くいて、その斤量(3歳54キロ、4歳以上58キロ、牝馬は2キロ減)もポイントになるだろう。

 最も狙ってみたいのは、タワーオブロンドンだ。

 ただ1頭の3歳馬。

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