プロ野球「セ・パ交流戦」を盛り上げる「10大遺恨バトル」(1)注目の日ハム・清宮の活躍は? (1/2ページ)

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プロ野球「セ・パ交流戦」を盛り上げる「10大遺恨バトル」(1)注目の日ハム・清宮の活躍は?

 ペナントレースの鍵を握る「セ・パ交流戦」がいよいよスタート。昨年は、巨人が球団ワーストの13連敗を喫したかと思えば、楽天・則本が8試合連続2桁奪三振で日本記録を更新。ソフトバンクの史上初の3連覇で幕を閉じたが、今年はどんなドラマが──。運命の108試合を盛り上げる遺恨バトルをお届けする。

 開幕から約2カ月がたち、いよいよ交流戦が火蓋を切った。同一リーグ球団との対戦がないため、順位変動にも大きな影響を与える18試合。不慣れな球場への対応やDH制の有無による選手起用の変化、さらにはパ・リーグ投手の打撃など、ふだんのリーグ戦では見られない“名場面、珍プレー”も多い。

 中でも楽しみなのが“個の対戦”。初めて別リーグのチームと対決する新人はもちろん、中堅・ベテラン選手絡みの“因縁”などに注目すれば、試合観戦の興味もより増してくる。

 今季の注目度ナンバーワンは、なんといっても日本ハムの大物ルーキー・清宮幸太郎(19)だろう。さる球界関係者は、対戦投手の思惑を次のように忖度する。

「昨年のドラフトで清宮を1位指名したセ・リーグの球団はヤクルト、巨人、阪神。日本ハムにドル箱スターを持っていかれ、各球団とも悔しい思いがある。スカウトが高校時代から集めたデータで、すでに分析されているはず。特に、最初のカードで当たる巨人は『絶対に東京ドームで打たせるな』と厳しく攻めてくるでしょうね」

 5月2日に1軍初昇格した清宮は、デビュー戦からの連続試合安打記録を作る活躍を見せ、9日には早くもプロ初本塁打を放った。しかし、その後は振るわず打率は1割台に低迷。プロの壁にぶち当たっている。

「パ・リーグ各球団の清宮攻略法はパターン化されています。彼の得意なコースは外角高めなので、その近辺に投げれば何でも振ってくる。そこで、外角高めのボール球でファウルを打たせ、追い込んだら内角低めに変化球を投げて打ち取っています。当然、セ・リーグの投手も参考にしてくるはず」(スポーツライター)

 清宮にはチーム事情という壁も立ちはだかる。そもそも5月2日の1軍昇格は、外野やDHで起用されていた近藤健介が右ふくらはぎ痛で登録抹消されたためだ。

「プロ野球「セ・パ交流戦」を盛り上げる「10大遺恨バトル」(1)注目の日ハム・清宮の活躍は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、セ・パ交流戦週刊アサヒ芸能 2018年 6/7号清宮幸太郎日本ハムスポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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