新潟県知事選「選挙妨害疑惑」地元紙はもともと“書きすぎる”新聞だった

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新潟県知事選「選挙妨害疑惑」地元紙はもともと“書きすぎる”新聞だった

 6月10日に投開票が行なわれた新潟県知事選挙。自民・公明が支援する花角英世氏(60)の初当選で幕を閉じた。今回、「森友・加計」問題で攻勢を強める野党が池田千賀子氏(57)を推して、国政さながらの激しい選挙戦が繰り広げられた。

 その最中、地元紙の報道が波紋を広げた。それは三条地区を中心に発行されている「三條新聞」の6月6日付の記事だった。

 自民党の地方支部が三条市で開催した緊急会議の様子を報じたのだが、その中で支部幹部の発言を掲載。

「(池田氏について)文春(報道)が選挙後に出るようだ。また下半身の話だ」

 そもそも、この選挙は米山隆一前知事の辞職で始まった。その原因を作ったのが「文春砲」。週刊文春が米山前知事の女性問題を報じた。それだけに、インパクト大の発言だったのだ。

 ところが、のちに発言の主は「ツイッターに流れていた話をもとにして話しただけ」と地元紙に抗議する意図があることを日刊ゲンダイが報道。根拠のない発言を掲載した三條新聞は選挙妨害の疑惑をかけられることに…。

「でも、あの三條新聞ですから、そんなに目くじらをたてなくてもいいのに」

 と、話すのは、ある民放局関係者。もともと同紙は「書きすぎる」クセがあったというのだ。

「その特徴ある紙面は番組で取り上げられたこともあります。特に、テレビ欄は驚きで、番組表の2倍ほどの紙面を使って、番組内容を解説してしまうのです」(前出・民放局関係者)

 かつて同紙のテレビ欄を紹介した番組によれば、アニメ「ドラえもん」は、当日の放送回の3分の2の内容を文字化。トーク番組なら司会者とゲストの掛けあいの内容、ネタ見せ番組ならコントのオチまで‥‥。人気番組の全てを紙面でバラしてしまうのだ。前出・民放局関係者が続ける。

「番組を観られなかった子供がクラスの話題についていけるように、全解説の紙面にしたそうで、書きすぎだけど、決して悪気のない新聞なのです」

 今回の「文春砲予言」報道も、選挙の話題についていけない人のために親切心から出たものなのだろう。

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