目と耳の両方が不自由な男性が飛行機内に。どうやって助ければ?15歳の少女が率先して男性を導いていくその姿にやさしさが連鎖した(アメリカ) (1/4ページ)

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目と耳の両方が不自由な男性が飛行機内に。どうやって助ければ?15歳の少女が率先して男性を導いていくその姿にやさしさが連鎖した(アメリカ)
目と耳の両方が不自由な男性が飛行機内に。どうやって助ければ?15歳の少女が率先して男性を導いていくその姿にやさしさが連鎖した(アメリカ)

Lynette Scribner

 もし、目の不自由な白杖を持った人が困っている様子だったらどうすればいいか?「何かお手伝いできますか?」と声をかけてその意思を伝えればいい。

 目の不自由な人が誰かに手助けを求める合図として、白杖を頭上50cmに掲げる「白杖SOS」というサインもでき、普及しつつあるという。

 では、耳が不自由な人が困っていたら?手話ができなくとも、筆談という手がある。紙と鉛筆、あるいはスマホなどがあれば、難しくはないだろう。

 だが、目と耳、その両方が不自由な人だったらどうやって意思の疎通を図ればいいのだろう?助けてあげたくてもそれを伝えるにはどうしたら?

 アラスカ航空の機内に目と耳の両方が不自由な男性が乗り込んできた。彼をどうやって手助けすれば良いのかわからない。客室乗務員は困り果て、「サポートができる人は手を貸してほしい」と機内アナウンスをした。

 すると1人の少女が名乗り出た。彼女は大人たちの戸惑いをよそに、その男性と意思の疎通を図ったのである。その方法はというと...

・視覚と聴覚に障害を持つ男性

 一部始終を見届けてフェイスブックに投稿したのは、オレゴン州に住むリネット・スクリブナーさんだ。

 リネットさんは、ボストンのローガン空港で、ある男性が姉妹らしき人と一緒にいるのを見かけた。後に判ることになるが、この男性の名前はティムさんである。姉妹を訪問して帰宅しようというところだったのだ。

 リネットさんは、ティムさんと姉妹とのコミュニケーションを見て、彼が視覚と聴覚の双方に障害を持っていることを察した。

 その後リネットさんが乗り込んだ飛行機に、ティムさんも一人で搭乗してきたのである。ティムさんの席は、リネットさんが座っている列の、真中の座席であった。
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