「本当は4センチ低い」。小兵・吉澤太一(セブンズ日本代表)、強気でW杯へ。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 友と話すたびに、あらためて気持ちを強くした。

 セブンズ代表に加わってまだ日が浅いから、まだまだ学ばなければいけないことは多い。そんなときに頼りになる存在も、チームにはいる。

 リオ五輪で世界4位に躍進した日本代表を主将として率いた桑水流裕策だ。

「福岡に戻ったときにディフェンスのことを聞いたり、ビデオを見てもらってアドバイスをもらったりしています。(防御時に)1対1になったときなど最初は慌てるところがあったのですが、長く相手を見て、自分の間合いでやることが大事と教わったりしました」

 そんな積み重ねが今回の選出に結びついた。

 目の前に迫ったワールドカップでは、「自分が世界でどれだけ通用するのか楽しみ」と腕をぶす。

 先のワールドシリーズ、シンガポール大会を振り返り、上位進出の鍵は「チームも自分も、もっとディフェンスで粘ること」と再認識したが、「自分が得意としているのはやはりアタック。ステップとランニングコースには自信がある」と強気で勝負をかける。

「今回自分が(遠征)メンバーに選ばれて嬉しいけど、これまで一緒にやって来た選手たちの中には、落ちて悔しい思いをしている人もいる。その人たちの分までやりたいと思っています」

 小さな体には強気と熱意が詰まっている。

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