注目は清宮と投手陣?次代の若手が集うプロ野球フレッシュオールスター

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注目は清宮と投手陣?次代の若手が集うプロ野球フレッシュオールスター

 7月13日(京セラドーム大阪)、14日(リブワーク藤崎台球場)に行われる予定のプロ野球オールスターゲーム。この球宴に先立ち12日に行われるのが、ファームの選手たちが一堂に会するフレッシュオールスターゲームだ。

 “一流選手への登竜門”と称されることもあるフレッシュオールスター。過去にはイチロー(1992年・当時の登録名は鈴木一朗)や里崎智也(2001年)、現役では青木宣親(2004年)、中田翔(2009年)、岡本和真(2016年)といった選手たちがMVPを受賞し、その後の飛躍を果たしている。

 今年も各球団から、次代の若手が数多く選出されているフレッシュオールスター。気になるMVP候補だが、その最右翼はやはり清宮幸太郎(日本ハム)。1軍では23試合の出場で打率.174・1本塁打・2打点と苦しんでいるが、2軍では39試合の出場で打率.226・15本塁打・36打点という出色の成績を残している。持ち前の長打力でMVPを獲得し、その才能が本物だということを証明したいところだろう。

 既に「3番・指名打者」で先発することが発表されており、初回の打席からその一挙手一投足が注目を集めると思われる清宮。ただ、今回のフレッシュオールスターでは、清宮以外にも注目してもらいたいポイントがある。それは、両軍合わせて17名が選出されている投手陣だ。

 実は、21世紀に入った2001年から昨年までフレッシュオールスターにおいて、投手がMVPを獲得した年というのはただの1つもない。2000年に受賞した河内貴哉(元広島)が、現時点での最後の受賞者だ。

 ちなみに、1963年の第1回からみても、MVP獲得選手は野手が47名、投手が6名と大きく差が開いている。他の投手との兼ね合いもあり、野手に比べて出場機会が短くなりがちということが、MVP獲得への高い障壁となっているのかもしれない。

 下馬評通りに清宮が受賞するのか、それとも21世紀初となるMVP投手が誕生するのか。注目の一戦は12日午後6時から、弘前市運動公園・はるか夢球場(青森)で行われる予定となっている。

文 / 柴田雅人

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