松坂大輔、王貞治、田中将大…夏の甲子園100年「熱闘!名勝負」 (1/7ページ)

日刊大衆

松坂大輔、王貞治、田中将大…夏の甲子園100年「熱闘!名勝負」

 夏の高校野球を彩ってきたのは数多くのドラマと球児たち。第100回大会を記念して、伝説の試合を厳選回顧!

 今年のプロ野球オールスターのファン投票、セ・リーグ先発投手部門で39万4704票もの支持を集め、トップに立ったのが中日の松坂大輔だ。西武やメジャーでの活躍もさることながら、彼がいまだに絶大な人気を獲得しているのは、何より横浜高校の豪腕エースとして、夏の甲子園で大活躍した姿が強く記憶に残っているからだろう。

 松坂がその怪物ぶりを見せつけたのは、98年の第80回大会。準々決勝の横浜対PL学園戦だ。試合は、両者譲らず5対5のまま延長戦へ。11回表と16回表に横浜が1点を入れてリードするが、そのたびにPL学園が追いついた。「17回表に横浜が2ランホームランで突き放すと、ついにPLは力尽き、3時間37分に及ぶ激闘に終止符が打たれました。2人の投手を継投させたPL学園に対し、松坂は一人で17回を完投。その鉄腕ぶりにあらためて注目が集まりました」(スポーツ紙デスク)

 翌日の準決勝でも1回を投げ、逆転劇を呼び込んだ松坂は、決勝戦では京都成章高校を相手にノーヒットノーランを達成するという離れ業まで見せている。

 そんな怪物・松坂がまだ生まれる前にも、「怪物」と呼ばれた投手がいた。作新学院の江川卓だ。「栃木の作新学院に超高校級の投手がいる」という噂は全国に広がっていたものの、江川が甲子園に出場したのは3年生の春が初めて。ここで噂通りの剛速球を見せつけ、満を持して夏の大会に乗り込んだのだが、予想だにしない結末が待っていた。それは、73年の第55回大会。2回戦の作新学院対銚子商戦だ。実は、この両校は前年の秋の関東大会で対戦。江川に20奪三振を喫していた銚子商業は「打倒・江川」に燃えていたのだ。

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