恐怖の数字「18」「88」がドイツでタブー視される驚きの理由

まいじつ

(C)Camila Paez / Shutterstock
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ドイツやアドルフ・ヒトラーの出身国オーストリアでは、公の場でナチスを礼賛すれば「民衆扇動罪」や「ナチ禁止法」に問われる。これ以外に、罪に問われることはないが、「ナチ・コード」(Nazi Code)というものが問題視されることもあるという。

ナチ・コードとして有名なのは「18」。ドイツ語のアルファベット順でアドルフの「A」は最初のアルファベットで、ヒトラーの「H」は8番目だから、「18」はアドルフ・ヒトラーを意味するというわけだ。

これ以外に、

“Blood & Honour”(血と名誉)を表す「28」
“Grossdeutschland”(偉大なドイツ)を表す「74」
“Heil Hitler”(ヒトラー万歳)を表す「88」と「H8」
“Sieg Heil”(勝利万歳)を表す「198」
“Hitler Jugend”(ヒトラー青年隊)”を表す「HJ」

といったものがある。

野球で「18」はエースナンバーだが…

「オーストリア紙に掲載された記事ですが、ウィーンに住む女性が、市の交通運輸局から自動車ナンバープレートの『W・・18』を今後使用してはならないという通知を受け取ったそうです。『18』がナチ・コードだからでしょうね。ナチ・コードの禁止は車のナンバープレートだけではありません。Tシャツに『18』や『88』、『HJ』という文字列を付けて街を歩けば、ネオナチと疑われる危険性があるのだとか。以前、米国の家庭用品最大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が、ドイツで販売していた洗剤容器に『88』と『18』を印字していたという理由で、回収に追い込まれたこともあるくらいです」(ウィーン駐在の日本人会社員)

一方、現代の独裁国家、北朝鮮では「216」が特別な数字として崇敬されているという。故・金正日総書記の誕生日が2月16日だからだ。

「216」のナンバープレートを付けた車は金ファミリーの専用車だともいわれており、北朝鮮には「ナチ・コード」とは真逆の風習があるようだ。

【画像】

Camila Paez / Shutterstock

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