長嶋茂雄、王貞治…レジェンドたちが認めた「至高のプロ野球選手」 (2/6ページ)

日刊大衆

 長嶋が松井を育てたように、王が自ら獲得に動いた打者がいる。それが柳田悠岐(ソフトバンク)だ。フルスイングが信条のパワーヒッターながら、2015年にはトリプルスリーも達成した万能型。今季は主軸・内川聖一の不調もあって、4番を任されている。柳田は11年、ドラフト2位でプロ入りした。「実はこの年、ドラフト2巡目では秋山翔吾(現・西武)を指名する予定でした。そこを柳田のパワーにひかれた王さんがひっくり返したんです。“巧打者は出てくるが、スラッガーはなかなか出てこない”と、周囲を説得したといいます」(スポーツ紙デスク)

 翌シーズン、西武入りした秋山は開幕からスタメン入りして活躍。しかし柳田のほうは2軍暮らしだった。「当時、記者の間では“王さんの目も曇ったかな”なんて声も聞かれました。でも、柳田は2年目から頭角を現し、今や日本を代表するホームランバッター。もう“さすがは王さん”としか言えません(笑)」(前同)

■清原和博は西武ライオンズ黄金期に君臨

 素質を見込んだ柳田が活躍する一方、王が獲得できなかった天才打者も忘れてはならない。巨人監督時代、“涙のドラフト”で袂を分かつことになった清原和博だ。「王さんは、清原の打撃センスを非常に高く評価していました。巨人の1位は桑田真澄でしたが、王さん個人は、本当は清原を取りたかったのではないでしょうか」(前出のベテラン記者)

 結局、清原は西武に入団。

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