まるで漆工芸のように昆虫標本を装飾する樋口明宏さんのアート作品に心惹かれる! (1/2ページ)
日本では、昆虫は古くから重要なタンパク源として食糧としてきました。大正時代の調査では55種もの昆虫が食用として消費されていたそう。現代でもイナゴを佃煮などにして食べる地域は少ないですが存在します。
大正時代は50種以上もの昆虫を食べていた!?日本の昆虫食の歴史をたどると驚くべき実態がそんな昆虫と日本の伝統アートを融合させた、とてもユニークなアート作品がありましたので紹介します。紹介するのは、昆虫の標本に絵を描きこんだ樋口明宏さんの作品たちです。
Akihiro Higuchi, Mitate Urushi – K1614, 2014. Insekt Präparat, Urushi, Gold, Silber, Farbe. 20 x 25 cm
なんでしょう!このカッコよさは。黒光りしたクワガタはまるで漆工芸のよう。その上に蒔絵を施したかのような、日本の伝統工芸を彷彿とさせる作品です。