天才テリー伊藤対談「藤木由貴」(3)ファンへの対応は誰にも負けません (2/2ページ)
藤木 あと「ファンの方への対応だけは、誰にも負けないようにしよう」と思いました。
テリー ああ、そういえば「ファンサービス」って言っていたよね。具体的には何をするの。
藤木 まだ名前が知られていない頃はできるだけ控え室に入らず、外に出てファンの方とお話しできる時間を作るようにしていました。
テリー へぇ、それはすごいな。だって、もともと外でお客さんにずっと笑顔で対応しなきゃいけないし、お化粧直しも必要だし、何より高いヒールを履きっぱなしだから、しっかり休める時間が欲しいでしょう。
藤木 本音はそうなんですけれど(笑)、できるだけ外に出てファンの方とお話していました。
テリー そういう時って、どういう話をしているの。
藤木 普通の日常会話だったり、やっぱり車好きな方が多いので、レースの話だったり。
テリー えっ、ついさっき「レースのことを全然知らない」って言ってなかった?
藤木 そうなんです、最初は本当に全然わからなかったので、逆に教えてもらっていました。「なんであのマシン、あんなところで止まっちゃったの?」「あれはね、こういうペナルティがあったんだよ」みたいな感じで。各チームの強さや特色みたいなことまで、いろいろと教えていただきましたね。
テリー なるほど。それはファンもうれしかったと思うよ。自分の持っている知識を、大好きな女性に披露できて、「すごい!」って言ってもらえるんだから。