強力スクラムは今季も。リーグ戦王者・大東大が開幕3連勝。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

両チームの意地がぶつかり合ったスクラム戦。グリーンが大東大。(撮影/松本かおり)

 いま最もスクラムが強い大学はどこか。その話題で必ず名前が挙がるのは、関東大学リーグ戦1部で2連覇を狙う大東文化大学だろう。

 22年ぶりにリーグ戦を制した昨季も、FW第1列にPR古畑翔、HO平田快笙、PR藤井大喜を並べ、力強いスクラムを見せつけた。

 

 一方、昨季リーグ戦6位の日本大学のスクラムも成長中。今季は開幕から変わらずPR伊藤大介、HO藤村琉士、PR白川直人のフロントロー。開幕戦の流経大戦、第2戦の東海大戦でも、日大スクラムは存在感を放った。

 その両者が10月8日、東京・上柚木公園陸上競技場で相まみえた。開幕2連敗の日大は、2連勝中の王者に挑む格好となった。

 ファーストスクラムは開始3分。

 自陣右の大東大ボールスクラムで、大東大FWはいきなりプレッシャーをかけてペナルティを奪う。

 先制パンチをもらった日大の先発1番、PR伊藤は、このファーストスクラムを受けて組み方を変えたと語った。

 

「最初のスクラムで(大東大が)すごく低く組んできたので、『自分たちも低くしないと負ける』となって低くしました。いつも低いわけではなくて、今回は相手に合わせた形です」

 2度目のスクラムは、大東大がマイボールながらヘッドアップでペナルティ。対応が奏功した形となった。

 序盤はディフェンスで日大がファイトし、大東大の勢いを削いだ。

 日大は前半17分、日本航空石川卒のルーキー、FB粟津勇哉のPGで先制。同25分にはトライラインをめぐるFWの攻防から、PR伊藤がねじ込んで10-0とリードを広げた。

 

 前半30分まで日大が10点リードする展開――。焦りも見えたモスグリーン軍団だが、ここで大東大スクラムが力を発揮する。

 

 敵陣相手ボールスクラムでコラプシングの反則を誘発し、右ゴール前へ侵入。前半31分、ラインアウトモールからLOタラウ・ファカタヴァが難なくトライ。スクラムから生まれたチャンスをものにした。

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