急展開!貴乃花が「批判」される貴ノ岩『訴訟取り下げ』の痛ましい背景

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

元横綱・日馬富士関の傷害事件を巡り、被害者の貴ノ岩が約2400万円の損害賠償を求めた訴訟は、本人が突然訴訟の取り下げを発表するまさかの展開を迎えた。

貴ノ岩は文書で今回の経緯を説明。

《裁判を起こしてから、母国であるモンゴルでは私に対する想像を超える強烈なバッシングが始まり、私の家族もモンゴルで非常につらい目に遭うことになりました。実際に家族から何度も耐えられないとの連絡があり、もう裁判をやめてくれとの要請がありました。私はどのような反応にも立ち向かう覚悟でしたが、これ以上、私の家族がモンゴルでつらい思いをすることは私自身の気持ちとして耐えられません。したがいまして、日馬富士氏に対する損害賠償の請求をせず、治療費をはじめ一切の費用を自分で負担することにしました。これからは相撲道にまい進し、相撲で活躍して、私の家族にはモンゴルで平穏な生活をさせたいと思います》

こう明かしている。

バッシングを受けたから訴訟を取り下げるという前例を作ってしまうと、今後も同様の事件が起きたときに、被害者の“泣き寝入り”が当たり前になってしまう可能性がある。今回の取り下げに関しては、司法関係者の多くが“由々しき問題”と感じているようだ。

「モンゴルで日馬富士関は英雄扱いですから、貴ノ岩に対する圧力は相当なものだったと思いますよ。しかも後ろ盾となるはずの貴乃花親方が突然引退。部屋を畳んでのんきにバラエティー番組に出演しているんですから、完全にハシゴを外された気分でしょう」(スポーツ紙記者)

貴乃花が非難の矛先に

ネット上ではこの件に関して、

《どう考えても貴乃花が悪いわ。自分は引退でフォローなさ過ぎ》
《貴ノ岩がかわいそう過ぎて、ニュースを見るのがつらいです》
《貴乃花親方にすべてをまかせたことが、そもそもの間違い》

などといった意見が上がっている。

貴ノ岩の両親はすでに他界していて、貴ノ岩は故郷の家族に仕送りを送って生活を支えているという。その大切な家族から「もうやめてくれ」と懇願された以上は、さすがの貴ノ岩でも自分の意地を通すのは難しかったのだろう。

「実際、実家には石や生ゴミが投げ込まれるなどの嫌がらせが続いていて、家族は相当疲弊していたようです」(同・記者)

関係者の間では、今後、貴ノ岩が「モンゴル互助会」と和解するという話もウワサされている。まだまだ一波乱ありそうだ。

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