宮城県仙台市のご当地グルメを、１２月１６日放送の『林先生が驚く初耳学！』（ＴＢＳ系）が紹介。これが約５年前に噂されていた『秘密のケンミンＳＨＯＷ』（日本テレビ系）の捏造疑惑を再燃させてしまうのではと、視聴者をザワつかせていた。

　この件が放送されたのは『初耳学』の番組後半。レギュラーであるＳｅｘｙ　Ｚｏｎｅの中島健人（２４）と、今回のゲストであるモデルで女優の中条あやみ（２１）が主演している映画『ニセコイ』を紹介した流れで、“ニセ物が本物に変わってしまった”初耳学が出題された中でのことだった。

　全国にあるご当地グルメの中には、もともとご当地グルメではなかったのに、テレビ番組の影響でご当地グルメになったものがあるという。それは約５年前の宮城県仙台市でのこと。中華料理店「まんみ」の大柳さんがテレビ局の取材を受け、もともと店のまかないだった焼きそばの上に麻婆豆腐をかけた、マーボー焼きそばが取り上げられた。

　マーボー焼きそばは注文が１日１食出るかどうかのマイナーメニューで、取材を受けた大柳さんは「少しでも宣伝になれば」と期待。しかし放送を見ると、「仙台の市民はみんな知っている、食べている」などと、宮城県のソウルフードのように大げさに紹介されていた。すると、意外にも市内の中華料理店に問い合わせが殺到。その反響の大きさから、マイナーメニューだったマーボー焼きそばが雑誌でも特集され、今では５１軒の中華料理店で提供されているご当地グルメになったのだという。

　スタジオでＶＴＲを見ていたは中条あやみは「へぇ〜、初めて見る。すごい！」と驚いていたが、視聴者はツイッター上で「ケンミンショーの勘違いで仙台名物と紹介されたと、初耳学で暴露されてて笑ったｗ」「初耳学よくやってくれた。マーボー焼きそばなんてテレビで初めて知ったもん。でっちあげ名物」などとザワついていた。

「これは２０１３年３月に放送された『ケンミンＳＨＯＷ』のことで、当時のネット上でも、“聞いたことない”、“食べたことない”などとツッコミが入っていました。結果的にご当地グルメ化したため、“でっちあげ”疑惑はいつの間にか払拭されたのですが、『初耳学』はきっちり指摘していましたね」（芸能誌記者）――とりあえず結果オーライ!?