菅原文太、松方弘樹…映画『仁義なき戦い』広島弁のシェイクスピア「魂の名台詞」 (1/9ページ)

日刊大衆

写真はイメージです
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 広島弁のシェイクスピアと称される珠玉の名言たち。心を震わせる男の言葉の数々とエピソードをご紹介!

 深作欣二が監督し、笠原和夫(第1〜4作)、高田宏治(第5作)が脚本を手がけた『仁義なき戦い』シリーズは名台詞の宝庫だ。口にすれば部下や後輩から一目置かれる台詞も多い。そこで今回、菅原文太松方弘樹梅宮辰夫千葉真一らが放った学ぶべき名台詞の数々を紹介する。

 第1作『仁義なき戦い』の冒頭は戦後の闇市が舞台。主人公・広能昌三(菅原文太)は行きがかり上、山守組の若衆とともに、ある男を襲撃することになる。そこで、広能はこう言う。「わしがやっちゃろか」 以後も広能は、誰もやりたくない仕事を率先し、信頼を得ていくことになる。

 逮捕された広能は出所後、山守義雄(金子信雄)のもとで極道として身を立てる。その過程で、ケチで自分本位な山守の本性が露わになっていく。死刑覚悟で広能が敵対組織の組長の首を取ると表明すると、山守は嘘泣きしながらこう言う。「わしの全財産をお前にくれちゃる」 だが、出所した広能に山守が渡したのは、わずか1万2000円だった。

 一方、野心家の有力幹部・坂井鉄也(松方弘樹)と広能は一触即発の関係に。しかし、対面した2人は互いを殺すことはできず。坂井はポツリと漏らす。「わしら、どこで道間違えたんかのう」

 一度の人生。誰もが考えることだ。広能は答える。「狙われるもんより、狙うもんのほうが強いんじゃ」と警告するが、実際、その通りになった。坂井は直後に射殺されたのだ。

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