若者の血を輸血し老化を防ぐ治療法「アンブロシア」は既に行われていた。本当に有効なのか? (1/5ページ)

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若者の血を輸血し老化を防ぐ治療法「アンブロシア」は既に行われていた。本当に有効なのか?
若者の血を輸血し老化を防ぐ治療法「アンブロシア」は既に行われていた。本当に有効なのか?


 輸血は、命を救うためにずっと使われてきた治療方法だ。だが現代では、この輸血という医療処置をアンチエイジングに利用しようとする人がいる。

 若者の血を輸血することによって、老化を防ごうというのだ。

 この治療法は、食べると不老不死になると言われている、ギリシャの神々の食物の名をとって、アンブロージアと呼ばれている。

・たった2時間若者の血液を輸血するだけで若返る?

 アンブロシア・メディカルの創設者、ジェシー・カルマジンによると、たった2時間、16歳から25歳の若者の血漿2リットルを体内に取り込めば、まさに奇跡と言えるほどの劇的な結果が得られるという。

 彼はかつてこの処置を、"内側からの美容整形手術"と呼んでいた。

 もちろん、この輸血は不死を保証するものではないが、極めてそれに近く、一回の輸血でも、見た目、記憶力、体力などの面で劇的な改善が見られるという。


・ただしエビデンスは不明瞭

 アンブロシア・メディカルが行っていたこの若返りの臨床研究は、公式には2018年1月に終了したというが、良い結果が得られたと自慢しているにもかかわらず、その結果はまだ公表していない。

 それは、多くの医療専門家たちの目には、この治療法は問題が多いと議論されているがせいだ。その効果について、誰も確固たる証拠を提供できていないのだ。
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