魚も人間と同じように仲間の顔を見分けることができる(日本研究) (1/2ページ)

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魚も人間と同じように仲間の顔を見分けることができる(日本研究)
魚も人間と同じように仲間の顔を見分けることができる(日本研究)


 顔は個人個人を区別するうえで一番重要になる部分だ。もし誰かに出会ったとき、その相手が知り合いかどうか判断するために、まず何よりも顔を見つめることだろう。

 人は誰かの顔を見分ける時、個々のパーツの形を覚えて見分けるのではなく、全体を見て覚え、誰が誰かを認識する。

 そしてどうやら、魚の中にも人間と同様の方法で、相手の顔を見てお互いを認識できる種がいることがわかってきたようだ。

・逆さまにしてしまうと誰だか分からなくなる不思議

 実は人間はその重要な顔を個々のパーツの形を覚えて見分けるのではなく、全体として見て覚えている。

 このために、顔を上下逆さまにしてしまうと、普段見慣れているはずの顔なのに途端に見分けにくくなってしまう。

 人間以外の哺乳類も上下が普通の状態の顔からお互いを区別しており、顔を逆さまにしてしまうと認識にしばらく時間がかかるようになる。

 この効果は「顔認識の倒立効果(face inversion effect)」と呼ばれるもので、顔の認識が特定のやり方で行われている証拠とされている。

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・魚も相手の顔を見てお互いを認識する

 こうした能力は哺乳以外では滅多に観察されないが、どうやら魚の中にも相手の顔を見てお互いを区別できる種がいるらしいことが最近になって判明した。

 たとえば社会性を持つシクリッドの仲間(Neolamprologus pulcher)は、仲間を認識するのに、体のパーツや模様ではなく、顔を見てぱっと判断している。
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