「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(2)真冬の温度差を甘く見るな (1/2ページ)

アサ芸プラス

「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(2)真冬の温度差を甘く見るな

 では、どうすればヒートショックや血圧サージを予防することができるのか。

 まずはヒートショック。この現象は、要するに外気温の温度差が一番の原因となるのだから、できるだけその差を埋めればいいのだ。

 それを踏まえて、アキラッチョ医師の見解や厚生労働省、消費者庁、国立循環器病研究センターが発表した調査報告書などを参照し、「ヒートショックを防ぐ5つの注意」を挙げていくことにしよう。

脱衣所を温める

 脱衣所をファンヒーターなどの暖房器具で温めれば、裸になった際の急激な温度変化がなくなり、血圧変動のリスクが軽減する。10度以上の温度変化が起こらないことを目安として、脱衣所の室温調整を心がけよう。

浴室を温める

 浴槽にお湯を張ったあと、湯船の蓋を開けて浴室全体を温かくする。脱衣所や浴室の室温が下がりきっていない比較的早い時間に、熱めのシャワーを浴室の壁や床にかけておいても効果的だ。

高齢者は一番風呂を避ける

 二番風呂以降であれば、浴室内がしっかりと温められ、お湯の温度も若干下がるため、入浴した際の急激な温度変化が緩和される。

夕食前に入浴する

 食事をすると、自律神経の反応で血圧が下がりやすくなるので、ヒートショックを予防するには夕食前の入浴を意識しよう。さらに加えれば、アルコールが抜けていない状態はもちろんのこと、精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴も控えたほうがよい。

 入浴前後にコップ一杯の水分を補給することは予防に効果あり。

ぬるめのお湯でゆっくり入る

 41度以下のぬるめのお湯にゆっくりとつかって体を温める。湯につかる時間は10分までを目安にするといい。

 熱いお湯で急激に体が温まると、血管が拡張して一気に血圧が下がってしまうため、お湯につかったまま気を失ってしまう可能性もあるので注意。また、浴槽から急に立ち上がらないように気をつけること。

「「突然死から関節痛まで」真冬にはびこる病魔を一掃する!(2)真冬の温度差を甘く見るな」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 1/17号アキラッチョ高血圧ヒートショック高齢者社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧