2019年「平成後」の大異変<社会・犯罪編>「電波スキミング」でカード情報がダダ漏れ (1/2ページ)

アサ芸プラス

2019年「平成後」の大異変<社会・犯罪編>「電波スキミング」でカード情報がダダ漏れ

 年間被害額は驚異の200億円超。増加するカード犯罪だが、避けようのない“最新手口”が日本に再上陸しようとしている。

 外国人犯罪に詳しいブローカー・X氏が明かす。

「5年ほど前に日本で荒稼ぎしたカード犯罪専門のマレーシア人グループが、移民法改正のタイミングで、再び来日を画策してるな。今度は表向きに合法な貿易会社を構え、恒常的に“仕事”していくってよ」

 グループはこれまで世界中を転々としてカード情報を抜いてきたため足がつかなかった。が、治安がよく警官や刑務所内の暴力も皆無である日本を安住の地に選んだというのだ。

飲み屋や裏風俗店で機械を通すスキミングはもう古い。ヤツらは『電波スキミング』の特殊な装置を持っているからな。その装置の半径何メートル以内かにいれば、問答無用でカード情報がダダ漏れだよ。前回も、京都と大阪を3日間回っただけで、3億円を稼いでた。カード情報は他の犯罪グループに売るんだが、1件につき2万~3万円だって。ということは、当時、1万人以上のカード情報が抜き取られたってワケだ。不正利用の際には、店側とグルになって、決済後にカード会社から店に支払われる金を折半してるヤツもいる。“架空売り”だよ。店も売ったテイで在庫が残るから得するんだ」(X氏)

 このキャッシュレス時代にありながら、カードを持たないことが唯一の自衛手段とは‥‥。一方、ここに来て、日本の裏社会でも、ある大きな変化が現れ始めた。さる組織関係者によれば、

「11年の暴排条例導入に端を発し、ヤクザのシノギが一気に難しくなった。そこへ15年の山口組分裂騒動や。シノギどころじゃなくなったあげく、絶対とされていた“親と子”の関係も揺らいでしもた。それで組織から抜け出て『フリーランスヤクザ』を名乗るヤカラが激増してるんや」

「親分離れ」のあとも、フリーながら「ヤクザの特権」をフルに利用することで、合法違法を問わず簡単に金稼ぎができるようになる。

「例えば銀行から金を借りるまでもなく、持っている人脈から金を引っ張れる。

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