“赤字黄信号”のラグビーW杯「五郎丸にモギリ役をやらせろ」の悲鳴

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

売り上げ枚数は、102万枚――。去る1月16日、日本ラグビー協会が9月に開催されるラグビーワールドカップ・日本大会の前売りチケットの売り上げ数を発表した。

この102万枚という数値だが、楽観視する声と「油断は禁物」との悲観的な声、両方が聞かれた。

「チケットは全体で約180万枚です。102万枚の内訳は、開催自治体の住民向けのものや、日本協会に加盟したファンクラブのメンバーが購入しました。1人で何枚も購入したコアなファンも多く、これから先、どう伸ばしていくかが問題です」(スポーツ紙記者)

全48試合、日本代表の一次リーグ戦のチケットは“ほぼ完売”だが、海外チーム同士のチケットは芳しくないという。

「この先、国外のラグビーファンに向けたチケット販売が行われ、残った分に関してはあらためて国内で販売することになっています」(同・記者)

「悲観的な声」というのは、その二度目の国内販売に向けられていた。昨年10月時点で、「日本でラグビーのワールドカップが開催されることを知っているか?」の認知度調査で、イエスと答えたのは68.3%。このビミョ~な数値を聞くと、100万枚以上を売ってみせたのはさすがだが、これ以上の上乗せは難しいだろう。そこで、久々に浮上してきたのが五郎丸歩の名前である。

赤字の補填は税金から

「ラグビーに興味のない人からも知られている選手は、五郎丸だけと言っていい。いっそ、五郎丸にモギリをやらせるくらいでなければ、完売はできない」(大会関係者)

代表復帰は絶望的。モギリ役はともかく、五郎丸も協力は惜しまないはずだ。PR役で表舞台に出てくる可能性も高い。だが、日本協会はどうしてこんなにも完売達成に向け、躍起になっているのだろうか。

「ラグビーW杯だけは、大会赤字が出たら主催国がかぶるルールになっているんです。つまり、税金をラグビーのために使用することに…」(同)

消費税の値上げに加えて、ラグビーの赤字は勘弁してほしい。

ここはひとつ、2015年のワールドカップで一躍ラグビーの認知度を上げた五郎丸にも一肌脱いでもらいたいものだ。

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