新日本プロレス、日米でシリーズ同時開催に成功!アメリカ侵攻へAEWとの関係は? (2/2ページ)
日本人選手(カーンは不明)がいない新日本プロレスのシリーズ最終戦をしっかりと締めた。
4月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会でビッグマッチを、7月にはダラスで『G1クライマックス』の開幕戦をそれぞれ開催することが決定。新日本のアメリカ侵攻は止まらない。4月と7月の大会には新日本の主力選手がフル参戦するのは確実。LA道場がある強みを活かして、日米で同時期にシリーズを開催する機会を今後も増やしていくのだろう。
大資本をバックにCodyとヤングバックスが中心となって旗揚げされる新団体AEWと提携が実現すればWWEを刺激するのは間違いない。現状は提携関係にあるアメリカのROH(AEWに選手を引き抜かれている)、メキシコのCMLL(ROHとも提携中)との兼ね合いから、AEWとの提携は現実的ではないとの声が多い。ただ、AEWと契約したクリス・ジェリコは新日本再参戦をSNSでアピールしている。ジェリコは新日本参戦継続がAEWとの契約条件にあるとされる。ジェリコの存在もあり、両団体の接点はしばらく断ち消えることはなさそうだ。今年は両団体の関係がどうなるかによって、世界のマット界の勢力図が大きく塗り替えられる可能性もあるだけに、注目していきたい。
文 / どら増田
写真 / 舩橋諄