ナムコの「パックマン」シリーズは無数にありますし、いま現在も新作のパックマンシリーズが発売され続けています。ここ数年は、スピード重視でスリリングな展開が楽しめるパックマンが多いようですが、パックマンマニアに「どの作品がお好きですか？」と話を聞くと、多くの人たちが「パックランド」と答えます。

・家に帰ってようやく完結
パックランドは横スクロールのジャンプアクションゲームで、手足が生えたパックマンが走り、クライドやピンキーなどパックマンでお馴染みのモンスターをかわし、迷子になった妖精をフェアリーの国に連れて行くのが目的です。面白いのは、妖精をフェアリーの国に連れて行ったのち、家に帰るため逆スクロールで冒険を進めるところ。家に帰ってようやく完結するわけですね。

・ボタン連打で移動をする操作方法
モンスターの頭に乗ったり、建物に乗ったりと、まだスーパーマリオブラザーズすら存在しない時期に多彩な表現を楽しめました。「ボタン連打で移動をする操作方法に慣れず何度もミスしたのは良い思い出」という人もいるのではないでしょうか。

・スーパーマリオブラザーズを作るきっかけ
そんなパックランドですが、のちに任天堂から発売されるスーパーマリオブラザーズに多大な影響を与えていることは、あまり知られていません。マリオシリーズの生みの親である宮本茂氏は、パックランドを見てインパクトを受け、スーパーマリオブラザーズを作るきっかけになったことを明言しています。

・パックランドを今すぐ遊びたいなら
パックランドとスーパーマリオブラザーズはまったくの別物で、それぞれがオリジナリティのある作品ですが、言われてみれば、共通点がいくつかあります。