サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ヴァンケドミンゴが巻き返す」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ヴァンケドミンゴが巻き返す」

 3月に入り、クラシックの蹄音が大きくなってきた。今週は牡馬クラシック第1弾、皐月賞のトライアル・弥生賞が行われる(3着までに優先出走権)。これが中山競馬のメインだ。

 頭数は少ないが、とにかく顔ぶれがいい。

 新馬-京成杯を連勝したラストドラフトが最有力だろうか。そしてダービー馬ワグネリアンの弟・カントル、母がGI勝ち馬のサトノラディウス、巻き返しを図る重賞2勝のニシノデイジーがこれに続くが、いずれも好素質馬。力量に開きはなく、これらが激突することを思うと、どれだけ見応えがあるか。ファン必見の一戦と言っていい。

 とにかく、弥生賞を制してその後、クラシック、GI馬になった馬は枚挙にいとまがない。05年ディープインパクト、06年アドマイヤムーン、09年ロジユニヴァース、10年ヴィクトワールピサ、11年サダムパテック、最近では15年サトノクラウン、16年マカヒキという具合で、とにもかくにも注目すべき重賞だ。

 それだけに、大きく荒れることは少ない。13年にカミノタサハラ(6番人気)が勝ってミヤジタイガ(10番人気)が2着。馬単で12万超の俗に言う“ハネ万”になったことがあるが、馬単が導入された03年以降、これまでの16年間、馬単での万馬券は2回(馬連では1回)のみ。この間、1番人気馬が9勝(2着2回)、2番人気馬は5勝(2着2回)。1、2番人気のワンツーが4回あり、無謀な穴狙いは避けるべきだ。

 しかし、素質馬ぞろいで、前述したように各馬に力の開きがそうないのであれば、穴党としては、やはり人気薄の馬に目をつけてみたい。

 吟味してみて浮かび上がるのは、ヴァンケドミンゴだ。今回は3カ月ぶりの実戦で、前走は500万特別で7着に敗れている。ならば、無謀な狙いとみられてもやむをえないところだ。

 が、その前走は、中間、やや楽をさせたことで馬体に余裕があった。いわば、重め残りの仕上がり状態だったのだ。

 だから参考外にしていいのだが、それでも勝ち馬との差はコンマ5秒。巻き返しは十分可能なはずで、あらためてこの馬の力量を問うてみたい。なぜなら、昨年の皐月賞2着馬サンリヴァルの全弟という血統馬だからだ。

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