わくわく地方競馬

週刊実話

 名古屋競馬で、春の伝統のレース『第42回名古屋大賞典』(JpnⅢ)が3月14日に開催される。

 ’77年に創設された歴史ある一戦。’97年にダートグレート競走に格付けされたが、フェブラリーS後ということもあり、一線級の馬が出走することはほぼなく、中央競馬からの参戦は重賞クラスの馬が中心となる。

 だが、このレースを優勝した後にGⅠ馬となった馬はスマートファルコン、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエ、アウォーディー、ケイティブレイブなど、その後ダート界をけん引する存在となった。中央競馬の重賞クラスの馬にとっては、躍進のきっかけとなる重要な競走となる。

 今年も2月の佐賀記念を勝ったヒラボクラターシュなど、今後が期待されている素質馬が出走予定なので注目したい。

 また、当日は天童なこや、吉本のお笑い芸人「フィッシュ&チップス」に加え、高知の下村瑠依元騎手が、名古屋大賞典を中心に予想ステージを開催。その他200名にオリジナルグッズが当たる開催記念抽選会など、お楽しみのイベントも多数予定されている。

 さて、TCK大井競馬では今年の南関東クラシック戦線を占う上で最も重要なレースのひとつでもある『第42回京浜盃』(SⅡ)が、20日開催される。

 毎年3歳牡馬のトップクラスが参戦。羽田盃のみならず、多くのクラシック馬を輩出している伝統の一戦で、トーシンブリザード、オリオンザリンクス、ロジータなど、これまで6頭の三冠馬もこの京浜盃を制している。

 さらに、過去41回の京浜盃勝ち馬のうち25頭が羽田盃を、13頭が東京ダービーを制覇しており、京浜盃の結果が南関東のクラシックに直結しているといっても過言ではない。地元デビューの素質馬だけでなく、初めて大井に参戦する他場の所属馬や他地区から転入した話題馬の走りなども、見逃せないポイントとなる。

 昨年の勝ち馬ヤマノファイトも、このレースを勝った勢いのまま羽田盃も制した。今年の南関東クラシック戦線の主役に名乗り出る馬はどの馬か。ニューヒーローの登場を期待しよう。

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