天才テリー伊藤対談「純烈」(3)紅白出場は喜びと悲しみが同時に… (2/2ページ)
酒井 ふと我に返って、「俺、なんでこんなところにいるんだろう?」とも思いましたけどね(笑)。
テリー そんな場にいたら俺だって舞い上がっちゃうだろうな。
酒井 出演者やスタッフのみなさんにとって、やっぱり紅白はスペシャルなお祭りなんですね。
テリー 小田井さんは、奥さんのLiLiCoさんから何か言われたの。
小田井 いやァ、これがまた複雑な話なんですが‥‥まず、うちの奥さんはアイドルに憧れてスウェーデンから日本に来た人なので、彼女にとっても紅白は憧れの場で、すごく喜んでくれたんです。しかも僕ら夫婦に別番組の密着取材が入っていて、大みそかには、僕らが紅白で歌う様子を奥さんと僕の両親が見ているところも撮影されていたんです。ところが、僕と奥さんのスタジオ出演が、よりによって今回の騒動後だったんですよ。
テリー なるほど、それはキツいね。
小田井 その時に初めて、紅白出演時の自宅の様子をVTRで見たんです。本来ならば、すごくうれしいことのはずなのに、とても悲しくなってしまって‥‥。
テリー ああ、それがさっきの「余韻に浸る間がなかった」という言葉につながるわけだ。
小田井 はい。今回は心の底から喜べない状況になってしまったので、そこが本当に残念でしたね。