追悼ザ・デストロイヤー「馬場と猪木と白覆面」秘話 (1/2ページ)

日刊大衆

追悼ザ・デストロイヤー「馬場と猪木と白覆面」秘話

 “白覆面の魔王”として昭和プロレスを熱狂させた、『ザ・デストロイヤー』ことリチャード・ベイヤーさんが3月7日(日本時間8日)に88歳で亡くなった。

 1963年に初来日。同年5月24日に東京体育館で行われた力道山との試合は、64%という驚異的なテレビ視聴率をマーク。一躍、悪役レスラーとして日本で一番有名な外国人になった。

「“足4の字固め”を武器にジャイアント馬場やジャンボ鶴田、アントニオ猪木らと死闘を繰り広げた一方、70年代にはバラエティ番組『金曜10時!うわさのチャンネル‼』(日本テレビ系)に出演。そのユニークなキャラで広くお茶の間からも愛されました」(スポーツ紙記者)

 トレードマークは目と鼻と口だけくり抜いた白マスク。現役時代は一度も、そのマスクを脱ぐことはなかったが、その素顔について『週刊ファイト』元編集長の井上譲二氏はこう明かす。

「マスコミの前でもけっしてマスクを脱ぎませんでしたが、親しくなった一部の人には素顔を見せてくれた。晩年は後ろ髪を少し伸ばした、チャーミングなお爺ちゃんでしたね。彼が多くの人から愛された理由は、なんといってもその人柄。ファンだけでなくマスコミにも、とにかく親切に接する人でした。彼は、我々日本人が聞き取りやすいように、いつもゆっくりと分かりやすい英語だけを使って話してくれた。そのせいか、アメリカに帰国したときに“変なしゃべり方をするようになった”と、友人たちに笑われてしまったそうですよ」

 大の親日家としても知られるデストロイヤーは、93年の現役引退後もたびたび来日。

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