恐竜や宇宙など、特定のテーマに強い興味を抱く子供は賢くなるという研究結果(米研究) (2/3ページ)

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・強い興味はひとりでに芽生える

 イェール大学とバージニア大学の研究では、子供時代の強い興味は、親の関心の結果ではないらしいことが判明している。

 恐竜や宇宙などに対する激しい好奇心は、親がそう促さずとも勝手に芽生えるのである。

 残念ながら、この研究では、こうした興味が生後6ヶ月から3歳くらいまでしか続かないことも明らかになっている。小学校に入学してからも、同じテーマに興味を抱き続ける子供は2割しかいないのだ。

 学校の勉強が始まってしまうと、子供が自分の好きなことに熱中する時間がなくなる。その結果、興味は急速にしぼみ、学校で学ぶ一般的な知識に取って代わられる。

 また、学校でできた友達が自分と同じことに関心を示さないことにも気づいてしまう。

 もし自分の子供にそうした興味を抱き続けて欲しいと願う親がいれば、子供が好きなことについて教えてあげるといい、と研究者は勧めている。

 そのようにして積極的に学習しようとする子供は、恐竜で”ごっこ遊び”をする子よりも優れた成績を収めるだろうからだ。

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・男の子と女の子の違い

 アレクサンダー氏によると、男の子も女の子も似たような興味を示すが、男の子のほうが強い興味を見せることが多いようだ。

 その原因は、興味の対象やそれを探求するための活動が、両性では大きく異なることと関係するのかもしれない。
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