山田ルイ53世「テレビでは“最高月収”を聞かれてばかり」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕 (1/3ページ)

日刊大衆

山田ルイ53世「テレビでは“最高月収”を聞かれてばかり」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

「ルネッサーンス」でおなじみのお笑いコンビ『髭男爵』の山田ルイ53世さんとの対談・後編です。中学2年から“引きこもり”で、やることもないから、お笑いの世界に入ったという山田さん。常に勝ち組でいなければならない現代に対して、負けは負けで上等、後悔するのが当たり前――そんな山田さんの考えを聞いて、私は感銘を受けると同時に、気持ちがラクになりました。とはいえ、真面目な話ばかりでは……ということで、私がぶつけた質問は――。

ゆま「ものすごくハマったお菓子はないんですか?」

山田「なんで、お菓子やねん(笑)」

ゆま「いや、山田さんは没頭できるものがないとおっしゃっていたので。でも、きっとハマったものが何かあるんじゃないかなと」

山田「そういうことですか。ブルボンの『エリーゼ』なんかは好きですけどね」

ゆま「おいしいですよね~」

山田「なんですの、このやりとり(笑)。ゆまさんは、どうなんですか? 没頭することはありますか?」

ゆま「私はすぐに没頭しちゃうんですけど、飽きるのも早いんですよ。たとえば、車もそうでした。あるとき、どうしても乗りたい車を見つけて、そのために免許を取りにいったんです」

山田「情熱的だね~」

ゆま「はい。当時は現役で、すごく忙しい時期だったんですけど、頑張って教習所にも通ったんです。で、なんとか免許を取得して、欲しかった車も購入したんですけど……一度も乗らなかったです」

山田「えええ!? 車は買ったのに、乗らないの?」

ゆま「はい。ずっと駐車場に置いたまま。あ、一度だけ運転しました。駐車場から3メートルほど車を出したんですけど、やっぱり運転するのが怖くて、元に戻しました(笑)」

山田「ガハハ。それでも僕は羨ましいですよ、ゆまさんが。僕には、そういう“情熱のガソリン”みたいなものがないんですよね」

■『一発屋芸人列伝』が『編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞』の作品賞に

ゆま「とはいえ、本を出されているじゃないですか。

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