『乃木坂46』『あいみょん』…“パクリ疑惑”が浮上した歌手たち
昨年8月に発売され、大ヒットを記録したシンガーソングライター・あいみょんの楽曲『マリーゴールド』は、90年代風のどこか懐かしいメロディーが話題になった。
ところが、同曲にパクリ疑惑が浮上。サビの部分が1999年に発売されたゲームボーイソフト『メダロット2』のBGMや、95年にリリースされた小沢健二の『さよならなんて云えないよ』にそっくりと指摘された。
特に『メダロット』とはかなり似ている曲調だと、ネット上では、
《さすがにこれは言い逃れできないんじゃ?》
《あいみょんがメダロット世代とは思えないので、奇跡的な偶然という可能性も…》
《メダロットはそのまんま過ぎ! これに歌詞付けただけレベルじゃん》
などと大きな騒ぎに。『マリーゴールド』はあいみょんの代表曲だが、今後も披露されるたびにネットがざわついてしまいそうだ。
メロディーだけでなく歌詞までも
『乃木坂46』にもパクリ疑惑が浮上したことがある。15年にリリースされ、80万枚以上を売り上げたとされるシングル『太陽ノック』のサビが、99年にリリースされた大黒摩季のシングル『太陽の国へ行こうよ すぐに~空飛ぶ夢に乗って~』とほとんど同じだという。
しかもこの曲はメロディーだけでなく、歌詞もそっくり。『太陽ノック』のサビは「太陽ノック~」と歌うのだが、『太陽の国へ行こうよ』のサビも「太陽のっくにへ~(太陽の国へ)」と、どことなく〝太陽ノック〟と聞こえてくる。
発売時は大きな話題となり、
《サビのメロディーも詞も似てるってすげーな》
《パクリなんてもんじゃない。サビが全く同じねーかwww》
《久しぶりにこんな似てるものを見た》
などといった声が上がっていた。
06年に放送されていた特撮テレビドラマ『轟轟戦隊ボウケンジャー』のエンディング曲『冒険者 ON THE ROAD』は、ロックバンド『SIAM SHADE』が98年にリリースしたシングル曲『グレイシャルLOVE』とそっくりだと話題になった。
この件は、「グレイシャルLOVE」の作詞作曲を担当した「SIAM SHADE」ボーカル・栄喜にも伝わったが、栄喜はブログで快く寛容する姿勢を見せていた。
パクリか偶然かは作曲者のみしか分からないが、この世に曲は増え続けているので、このような騒動がなくなることはないだろう。