丸、筒香、長野、吉田…「ペナントを100倍面白くする」選手たち (3/3ページ)

日刊大衆

“今季にかける”という意味では、横浜DeNAのスラッガー・筒香嘉智も、見逃せない選手だ。

「筒香は、昨年の契約更改時、球団にメジャー挑戦の意思を伝えています。早ければ今オフにでも、ポスティングでの米移籍がありえます」(球団関係者)

 つまり、今季が日本球界での“ラストイヤー”となる可能性があるのだ。しかも、昨年の筒香は38本塁打をマークしたものの、無冠。特にチャンスで打てず、不本意なシーズンを送っている。それだけに今年は相当な覚悟を持って、シーズンに臨むことが予想される。

「筒香ならば3割40本100打点はクリアしてほしいところ。そうすればタイトル争いはもちろん、チームの上位進出も見えてくる。筒香も胸を張ってメジャー挑戦できるはず」(前同)

 前出の里崎氏も、今季の筒香に期待を寄せる。

「メジャー挑戦という目標は、筒香の奮起の材料になるでしょう。今季は確実に、タイトル争いに絡む活躍を見せてくれると思います」

 筒香といえば、今や侍ジャパン不動の4番打者だが、最近、その後継候補として名乗りを上げた選手がいる。オリックスの若き長距離砲·吉田正尚だ。吉田は、3月に行われたメキシコ代表との強化試合で、侍ジャパンに初招集。若手中心のメンバー構成ながら、第2戦では4番を任された。

「吉田は4番の初打席で、いきなり満塁アーチを放つなど、2戦で5打数4安打6打点の大活躍。メキシコ代表の監督も、“メジャーが欲しがるんじゃないか?”とベタ褒めでした」(スポーツライター)

 ド派手な日本代表デビューを飾った吉田は、実はまだプロ入り4年目。身長173センチとけっして大柄ではないが、「大学時代からパンチ力に定評があった逸材」(スカウト関係者)で、2015年ドラフト1位でオリックス入り。昨季は自身初となるフル出場を果たし、3割、26本塁打、86打点を記録してブレイク。今年は、さらなる飛躍が期待されている。

 現在発売中の『週刊大衆』4月8日号では、続けて「ペナントを100倍面白くする選手」を特集。中日・根尾、ソフトバンク・甲斐野ら新人選手に注目している。

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