女をダメにする男の特徴 (1/3ページ)
19歳から24歳の5年間。いわゆる「若い女」としてちやほやされる、それはそれは非常に貴重な時間を、私はひとりのおじさんに捧げた。
なんでこんな話をするかというと、「悪い男」特集の中で、編集部員が実際に出会った悪い男のエピソードを紹介しようということになったからだ。
さちこといえば、お金。お金といえば、さちこ。みたいなところがあるけど、どうしてそんな性格になってしまったのか、この記事を読めばわかるはず。
でも、お願いだから引かないでほしい。私も自分の過去にドン引きしているから。それと同時に、この記事がお母さんの目に止まらないことも祈っている。
■私が出会った悪い男 #04「女をダメにするおじさん」
◇おじさんに釣り上げられる
おじさんと出会ったきっかけは、大学生のときに行った「社長たちとのお食事会」。今思えば、全員怪しそうな人だった。青山の「いかにも」な個室レストランで、中華みたいなものを食べさせられた。
その中のひとりのおじさんに「今度、焼肉食べに行かない? 予約の取れないお店なんだけど」と誘われた。
予約の取れないお店。
「お金あげる」の次くらいに好きな言葉。
そうして私は、ひとりのおじさんに釣り上げられた。
田舎の実家を出て東京でひとり暮らしをしていた私は、「利用してやる」くらいの気持ちでおじさんと週1回の食事デートにいそしむ。これが地獄のはじまりだとも知らずに。
何回目かのデートで「好きなもの買ってあげる」と言われたときは、「おじさんの醍醐味きた~~~!」と心の中でガッツポーズした。
ウン十万する時計を買ってもらってホクホクしている私に対しておじさんは、「俺たち、もう付き合ってるよね?」と、謎の圧をかけてきた。
え????? そういう感じ????? いや無理なんですけど????
と思っていたら、追い討ちをかけるように「さっき迷ってたバッグも買ってあげるよ」と、悪魔の囁き。
思わず「うん、いいよ♡」と言ってしまった。