「金のニオイしかしない」テレ東による“小栗旬のイジり方”に視聴者困惑

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「金のニオイしかしない」テレ東による“小栗旬のイジり方”に視聴者困惑

 3月23日、24日に放送されたテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル・山崎豊子原作、小栗旬主演の「二つの祖国」。第二次世界大戦前・中・後の日本とアメリカという“二つの国”の狭間で家族、恋人、友人らと引き裂かれ、それでも未来を信じ、たくましく生きる日系アメリカ人の愛の軌跡の物語だ。

 同作小説は1984年放送の大河ドラマ「山河燃ゆ」(NHK)の原作にもなっており、この時は九代目松本幸四郎が主役の日系2世・天羽賢治を演じた。

「小栗は高良健吾と新田真剣佑演じる弟2人がいる設定だったため、ネット上では『下2人の弟が突然美形』『小栗、おばたのお兄さん、粗品の3人兄弟のほうが説得力あったのに』などと揶揄する声が少なくありませんでしたが、日系アメリカ人の苦悩を真面目に美しく演じていたと思います。しかし、小栗主演の映画『銀魂』シリーズの映画監督である福田雄一氏と、小栗が太宰治を演じることがすでに話題の、9月13日公開の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の監督を務める蜷川実花氏が華族の夫婦役で登場。その娘とムロツヨシ演じるチャーリー田宮が結婚するシーンがあったため『小栗つながりの特別出演』『山田孝之のテレ東のイジリ方は笑えるけど小栗旬のテレ東のイジリ方には金のニオイしかない』『ドラマの内容が吹っ飛ぶキャスティング』『福田監督も蜷川監督も出すぎ』など、ドラマの内容より現実の人間関係が気になってしまった視聴者も少なくなかったようですね」(テレビ誌ライター)

 これまでは2015年1月期放送の「山田孝之の東京都北区赤羽」、2017年1月期放送の「山田孝之のカンヌ映画祭」など、山田孝之に俳優としてだけでなく企画からかかわってもらうことで新しいタイプのドラマを生んできたテレビ東京。どうやらこれからは山田の盟友である小栗の力もアテにしていきそうだ。

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