サイコパスの脳を調べていたところ、自分がサイコパスであることを発見した神経科学者(アメリカ) (1/4ページ)

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サイコパスの脳を調べていたところ、自分がサイコパスであることを発見した神経科学者(アメリカ)
サイコパスの脳を調べていたところ、自分がサイコパスであることを発見した神経科学者(アメリカ)


 ジェームズ・ファロン博士は、アメリカ・カリフォルニア大学アーバイン校の神経科学者である。多くの障害や病気が脳内でどのように作用しているのかを研究しており、数々の実績を残している。

 ファロン博士は、サイコパス(精神病質)の脳に特有のパターンがあることを発見した。サイコパスのことを研究を進めていくうちに、彼は驚くべき事実を発見する。

 なんと自身の脳にもサイコパスと同じパターンを発見してしまったのだ。つまり、彼もサイコパスだということだ。
・サイコパスの殺人者の脳の活動パターンが完全に一致

 ファロン博士は自らを筋金入りの多動性障害(ADHD)者だと自称している。その特性のおかげなのかどうかはわからないが、ユニークな研究を行い、様々な発見を繰り返してきた。

 1980年代、博士がPET(ポジトロン断層法)スキャンで、サイコパスだと思われる殺人者の脳を調べていた時のことだ。

 "正常な"な脳と比較するための対照群として、自分を含めた家族の脳をスキャンしてみた。

 ところが・・・

 家族の大量の脳スキャンの中に、明らかに異質なものが混じっていた。その脳の活動パターンは、"正常な"人のものではなく、サイコパスのパターンと完全に一致していた。

 その脳スキャンこそが、ファロン自身のものだったのだ。
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