相続とは遺産分割と節税と相続税対策で構成されており最重要なのが遺産分割 (1/2ページ)

心に残る家族葬

相続とは遺産分割と節税と相続税対策で構成されており最重要なのが遺産分割

相続対策とは具体的に何をどうすればいいのかという質問を良く受ける。ごもっともな話である。相続並びに相続税に興味を持ち、書籍やインターネット上にある記事を閲覧しつつ情報を集めても、今一つ要領を得ず分からなくなることは意外と多いのではないだろうか。今回は相続対策の基本について簡単に解説してみよう。

■相続対策で具体的にすることとは

相続対策は、三つのポイントを抑えることになる。一つ目は相続が争続にならないよう、誰にどの財産を引き継がせるか(遺産分割対策)。二つ目は相続税額を如何に減額させるか(節税対策)。三つ目は確定した相続税を納付するための資金をどうやって調達するかだ(納税資金対策)。

■遺産分割対策とは遺言書作成と生前贈与

一つ目の遺産分割対策だが、実はこれが最も重要な対策と言える。何故かと言うと、遺産分割が確定しないと相続税の計算ができず、法定期限内に申告と納税ができない場合、厳しいペナルティを課せられることになるからだ。また、親子や兄弟姉妹間に感情的対立が激化してしまい関係が悪化し、取り返しのつかない状況になってしまう。これらの問題を解決するために早目の対応をすべきなのだ。

その対応とは、予め誰にどの財産をどれだけ引き継がせるか決めておくこと(遺言書作成)。生きている内に財産を与えておくこと(生前贈与)である。両方とも財産を有する人が亡くなる前でなくてはできないので、問題を解決しておきたければ、必ず生前に対応するべきなのだ。

■節税対策とは財産とその評価の減額、基礎控除額の増額

二つ目の節税対策だが、相続財産を減額させること、相続税法上の特例措置を利用して相続財産の評価額(相続税が課税される価額)を減額させること、相続税法上の基礎控除額を増額させること。以上となるが、相続財産の減額とは生前贈与のことだ。

理屈としては、相続税は財産を有する人が亡くなった時点において、その人が所有する財産に課税される税金なので、亡くなった時点で財産が減少していれば、相続税額自体も減少するからだ。

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