新元号『令和』を「わが国の影響大」とドヤる中韓両国のメディア

週刊実話

新元号『令和』を「わが国の影響大」とドヤる中韓両国のメディア

 匿名の政府関係者の話としてに報じられたところでは、今年5月から使われる新年号『令和』は、中西進・大阪大学名誉教授が考案したことが確認されたという。令和は日本最古の詩歌集『万葉集』に登場し、安倍晋三首相は万葉集を誇らしい国書と強調した。

 中西教授はこの万葉集研究の権威者だ。令和の意味を説明する多くのメディアが、中西教授の解説書を参考にしたほどだった。

 ただし、中西教授は「令和を考案したのは間違いないか」というメディアの質問に対し「申し上げることはない」「(日本の古典から新年号が出たのは)良いことだと思う」と答えるにとどめている。

 菅義偉官房長官も4月1日の発表時に、「考案者自ら、自身が公開されることを望んでいない」と語っていた。このため、公式の考案者公開は公文書の機密が解除される30年後にならないと実現しない見込みだ。

「考案者が中西教授かどうかはともかく、短歌を詠んだ故・孫戸妍(ソン・ホヨン)、その孫に当たる詩人の李承信(イ・スンシン)と深い交流がある知韓派として知られています。同氏は朝鮮半島の古い詩歌と半島から日本へやって来た渡来人が、万葉集に載っている日本の詩歌に影響を及ぼしたと考えており、万葉集の作者の1人に挙げられる山上憶良は百済からやって来た渡来人だという学説を提起したこともありました」(令和問題を取材した記者)

 ただし 韓国が言う「朝鮮人が日本に文化を伝えた」という歴史的な事実の正体は、朝鮮半島に居住していた「漢族」だという説を唱える学者も多い。

 「韓国人知識層の中には、百済が日本に文明を教えてやったのだから恩があるはずだ、と主張する人が少なくありません。しかし、土木・養蚕・機織などの技術を持ち込んだ秦氏、千字文と論語を伝えたとされる王仁博士、造仏の卓越した技法を伝えた止利仏師など、文化を伝えてきたのはいずれも百済に居住していた漢族です。また、百済から多くの文化を輸入する一方で、日本は高句麗や新羅、唐などの侵略行為に対抗する軍事的支援や任那の割譲など対価を支払っています。そして『隋書』には『倭国(日本)は大国で珍しいものが多いので新羅や百済はかしこみ敬い、使いを派遣している』とまで言及しています。一方的に文化が流れたのではなく、相互に伝えられたというわけです」(国史に詳しいジャーナリスト)

 中国共産党系のニュース紙『環球時報』も「日本の新年号“令和” 中国の痕跡は消しようがない」と報じていた。まあ、言わせておけばいい話だが。

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