秋津壽男“どっち?”の健康学「40代から増える男性の更年期障害。ホルモン量検査や投薬治療の必要はあるか」 (2/3ページ)

アサ芸プラス

AMSスコア

1.総合的に調子が思わしくない

2.関節や筋肉の痛み

3.ひどい発汗

4.睡眠の悩み

5.よく眠れず、しばしば疲れを感じる

6.いらいらする

7.神経質になった

8.不安感

9.身体の疲労や行動力の減退

10.筋力の低下

11.憂うつな気分

12.「絶頂期は過ぎた」と感じる

13.力尽きた、どん底にいると感じる

14.ひげの伸びが遅くなった

15.性的能力の衰え

16.早朝勃起の回数の減少

17.性浴の低下

 上記は、男性の更年期障害診断に広く用いられている「AMSスコア」です。17項目それぞれを、

「なし=1点」「軽い=2点」「中度=3点」「重い=4点」「非常に重い=5点」

 で診断してください。

 合計点数が26点以下は正常、27~36点は軽度、37~49点は中度、50点以上は重度の更年期障害とされます。

 また、最近の傾向としては、更年期障害が定年と重なる場合が少なくありません。逆に言えば、定年が存在しない自営業やフリーランス、あるいは定年後の目標が定まっている場合、更年期障害には見舞われずに済むわけです。

 中度や重度と自己診断された方は、医者を受診する前に、まず、次の目標を見つけてみてください。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「40代から増える男性の更年期障害。ホルモン量検査や投薬治療の必要はあるか」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 4/18号“どっち?”の健康学秋津壽男男性ホルモン更年期障害社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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