鉄火巻きの雑学。のり巻きの定番「鉄火巻き」の語源は赤く燃えた鉄火みたいだから!? (1/2ページ)

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鉄火巻きの雑学。のり巻きの定番「鉄火巻き」の語源は赤く燃えた鉄火みたいだから!?

皆さん、鉄火巻きは好きですか?

マグロの赤身をシャリと海苔で巻いたお寿司ですが、鉄も火も関係なさそうなのに、なんで「鉄火巻き」と言うのでしょうか。

諸説ありますが、今回はその一部を紹介したいと思います。

見た目そのまま、真っ赤に燃えた「鉄火」だから

鉄火巻きの具(ネタ)はマグロの赤身のみが基本で、細長く切られた形状が鍛冶場で熱した鉄(鉄火)のようだから、という説が多いようです。

マグロの赤身は新鮮な内はその名の通り鮮やかな赤色ですが、やがて古くなると鉄が冷めていくように赤黒くなっていき、最後は黒ずんでしまう様子もそっくりです。

博打のお供に?「鉄火場」で好まれた食べ物だから

博打が行われる賭場を「鉄火場」と言い、勝負に際して片手で食べられる手軽さが好まれたため、そう名付けられたとも言われています。この点はトランプ勝負をしながら片手で食事ができるよう考案されたサンドイッチと共通しています。

鉄火には熱した鉄そのものの意味に加えて、燃え盛る時に散る火花の意味もあり、勝負の激しさや博徒(ヤクザ)の気性の荒さを表わすため、彼らの集まる場所を鉄火場と呼んだそうです。

食べられたのは明治以降?

本山荻舟『飲食事典』によれば、鉄火巻が食べられるようになったのは明治時代の中葉以降(西暦1890年ごろ~)と言われます。

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