忽然と消えた「平成のいい女」(1)<女優篇>立て続けのスキャンダルで引退した江角マキコ (1/2ページ)
平成のドラマ最盛期を彩った女優たち。ブレイクし、国民的人気を得た彼女たちは、なぜ消えなければならなかったのか。8人の美女優を追った。
90年代初期、「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)や「振り返れば奴がいる」(同)など、トレンディドラマ全盛期に名脇役として活躍した千堂あきほ(50)。「マジカル頭脳パワー!!」(日本テレビ系)などの人気バラエティー番組でも重宝され、テレビで見ない日はないほどだった。
だが00年、事件は起きた。
「現夫と交際中だった頃のこと。千堂への誹謗中傷や、彼や友人との会話がそっくり書かれた怪文書が自宅に届くようになったのです」(芸能記者)
警察に相談した千堂が発見したのは、自宅に仕掛けられた盗聴器だった。
「なんと、当時の所属事務所社長が、千堂と彼を別れさせるために画策し、マネージャーが彼女の自宅に盗聴器を仕掛けたというのです。マネージャーはその後、逮捕されました」(芸能記者)
以降、芸能界から距離を置いた千堂は、同年に結婚。大阪を拠点にしたのち、現在は北海道に本拠を移し、世のプチバブルブームに乗って、キー局のバラエティー番組にも顔を見せている。
同じくバブル世代で、深夜番組「ワンダフル」(TBS系)のMCとして人気を博し、99年にはセミヌード写真集を出版。驚異の売り上げを誇った立河宜子(49)は、01年の結婚を機に芸能界を引退したことになっているが──。
「結婚が引退の理由として挙げられますが、『ワンダフル』でキツイ性格が露見してしまった。以降、干されていった印象も否めません」(スポーツ紙記者)
05年に離婚したのち、エステティシャンに転身して会社を設立。現在は社長として奮闘中だ。
一方、現在の姿が一切ベールに包まれているのが、ドラマ「高校教師」(92年、TBS系)で一世を風靡した桜井幸子(45)だ。
「09年12月に事務所の公式サイト上で引退を発表しました。