『iモード』『写メール』『スマホ』に歓喜した平成「携帯電話」の30年 (1/2ページ)

まいじつ

(C)Karlis Dambrans / Shutterstock、きんとも / PIXTA(ピクスタ)
(C)Karlis Dambrans / Shutterstock、きんとも / PIXTA(ピクスタ)

平成の時代は『通信』の進化、とりわけ『携帯電話』の進化の30年でもある。今となっては誰もが当たり前のように所持している携帯だが、平成初期のころはまだまだ特殊な商品だった。1985年に携帯電話の先駆けとなった〝ショルダーフォン〟が登場すると、たちまちバブル期のステータスとなったが、値段は20万円以上もする高級品で、庶民には高嶺の花だった。

その後、技術の進歩もあり、携帯は年を追うごとに小型化、それとともに契約数も増加していった。大きな転機になったのがNTTドコモの『iモード』だ。それまで通話しかできなかった携帯から、キャリアメールの送受信やウェブの閲覧が可能になり、人気に一気に火がついた。

1996年には『着メロ』がブームになり、お気に入りの着信音を設定できるようになると、着信音をダウンロードできるサイトも一気に増えた。2002年には、『写真付きメール(写メール)』サービスが開始されたことにより、携帯は小型カメラの役割も果たすようになる。『着うた』サービスが開始されたのも同じ年だ。

あの高揚感をいつまでも味あわせてほしい

日進月歩を続けた携帯は、やがて〝ガラパゴス化〟し、日本独自の文化として発展していったが、ある日を境に衝撃的な〝転換期〟を迎えることとなる。

「2008年6月9日、Appleの年次開発者会『Worldwide Developers Conference(WWDC)2008』の基調講演で、スティーブ・ジョブズが『iPhone』を発表したのです。7月11日には日本を含む世界22カ国で一斉に発売が開始され、日本では午前7時からソフトバンク表参道で先行販売が行われました。店頭には1500人を超える人が押し寄せ、長蛇の列の中、お祭り騒ぎになりましたね。当時、ソフトバンクの孫正義社長が『今日は携帯がインターネットマシンになる、歴史的な記念すべき日』と宣言しましたが、まさに令和を迎える現在、その言葉通りになりました。

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