令和元年!200年ぶり『上皇』誕生の裏で囁かれる「政治的陰謀」とは?

まいじつ

(C)Kzenon / Shutterstock
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5月1日、現天皇『明仁』様が生前退位し、新天皇は現皇太子である『徳仁』様が継承され、退位された明仁様が約200年ぶりに『上皇』という天皇よりも強い権力を有する特殊な地位に就かれる。

「上皇が独断で政治を行うことを〝院政〟と言いますが、歴史上、天皇よりも権力が強い上皇の地位を利用し、とんでもない圧政を敷き、民衆を苦しめた人物はたくさんいました。しかし、現在において最も懸念されるのは、上皇という独裁的な地位を後ろから操り、〝自己拡大〟を図ろうとする過激な政治団体なのです。例えば全国に支部を持つ日本最大の右傾政治団体である『日本会議』は、あの『大東亜戦争』を手放しで称賛し、現行の象徴天皇制や戦後の平和憲法には〝大きな不満〟を持っているとされ、〝軍国主義の復活〟と明治時代に施行されていた〝大日本帝国憲法の復活〟、さらには〝徴兵制の復活〟を目指し、現在の安倍政権とも非常に密接な関係にあるといわれています。そして、もしもこの日本会議が、現在、ほぼ白紙状態の上皇による院政を本気でもくろんでいたとしたらどうでしょうか」(歴史学者)

「前天皇」で何の問題もないのに

いささかトンガリ過ぎた話にも聞こえるが、要するに現行の戦後憲法下で『上皇』は、全く想定されていなかったのだ。しかし、安倍政権は明仁様の生前退位が本決まりになった段階で『皇室典範』、つまり皇室に関する法律を大急ぎで改正し、無造作に『上皇』を定義した。

このあたりは確かにおかしい。なぜなら単に呼び方だけの話しであれば、上皇ではなく「前天皇」で何の問題もないからだ。むしろ明仁様本人は「そう望んでいた」ようにも思える。

今、われわれが享受している「平和な生活」は、巧妙な世論誘導や意図的な対外的脅威、これらと呼応するように巻き起こる低劣なイデオロギーなどにより、あっけなく崩れ去る可能性がある。

かつて日本国民は軍部と政府が作り出した『皇国主義』と『大東亜共栄圏』を本気で信じ込んで熱狂し、泥沼の戦争へ突っ込んで行ったが、その過ちを繰り返す日は意外に近いのかもしれない。

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