「さすが中国人」と言うべきか…米名門大学裏口入学の指摘に太々しく開き直り

週刊実話

「さすが中国人」と言うべきか…米名門大学裏口入学の指摘に太々しく開き直り

 米・国務省は昨年から航空学やロボット工学、先端的な製造業分野を専攻する中国人大学院生のビザの有効期限を5年から1年に短縮するなど、“防諜”を目的とした施策を次々に打ち出している。

 「中国人留学生は、まるで波のように毎年60万人(米国へは35万人)が留学し、そのうち約80%の48万人が最先端の技術を中国へ持ち帰ります。彼らは海外に学び、中国で“卵”を産むことから『海亀』とヤユされますが、その米国では、以前から中国の高官や富豪の子弟らがなぜ一流大学へ入学できるのか、よほどの寄付か買収が行われているのでは? というダークサイドのウワサがブスブスとくすぶっていました。今回それが白日の下にさらされたのです」(在米日本人ジャーナリスト)

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、中国山東省の漢方薬企業『歩長制薬』の趙濤会長やその妻らが、650万ドル(約7億2000万円)を難関大学として有名なスタンフォード大学へ“寄付”し、うち50万ドルを裏口入学を斡旋した自称・教育コンサルタントのウィリアム・シンガー被告に支払ったと報じた。

 続いてウォールストリートジャーナルやNYタイムズ、そして英国でも、名門ハロー校の裏口斡旋男が中国の薄煕来(ポー・シーライ:重慶特別市党委員会元書記)夫人に毒殺された事件もあったためか、ディリー・メール紙が報じた。趙会長の愛娘である趙雨思は、17年に同大に合格していた。

 「趙氏は『中国のフォーブス』と言われる『胡潤百富』の82位にランクされ、一家の財産は320億人民元(約5400億円)を誇ります。ほかにも50名の中国人学生が、同様の手口で米国有名大学へ入学していると米国メディアは報じています」(同・ジャーナリスト)

 趙雨思はまだ20歳だが、取材に対し、「冗談じゃないわ、猛勉強でスタンフォード大学に合格できたのよ」と開き直ったが、結局、「提出書類に不正があった」との理由で3月の事件発覚後に退学処分となっている。

 米国には一流大学へ裏口入学を斡旋するシンジケートの存在がウワサされている。

 「相場は100万ドル以上で、その手口は大学への寄付とその筋に配る賄賂や試験成績の水増し、スポーツ推薦の証明書偽造などです。これらの手口は『ハリウッド女優・裏口入学スキャンダル』でも暴かれています」(同)

 ことらは「海亀」ではなく、「寄生虫」と呼ぶべきか。

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