サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「サトノワルキューレ末脚炸裂」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「サトノワルキューレ末脚炸裂」

 創設されてまだ14年。今週のメインとして行われるヴィクトリアマイルは、年数の浅いGI戦だが、出走資格は4歳以上の牝馬限定戦。消長の激しい牝馬による競走だけに、不確定要素が多い。

 はっきりしているのは、若い馬が優勢だということ。6歳になると繁殖が待っていることもあるが、牝馬は牡馬に比べると、一気に花開いてピークが短いことが大きい。

 これまでの13年間で、4歳馬は半数の7勝(2着4回)。5歳馬は4勝(2着2回)、6歳以上は、わずか2勝(2着1回)というありさまだ。やはり、生きのいい4、5歳馬に目を向けるのが馬券の筋というものだろう。

 顔ぶれを見てみる。大きく抜けた存在は見当たらないが、それでも各馬のレベルはかなり高く、力が接近していることを思うと、相当に激しい競馬が展開されると予想される。馬券的にも人気どおり簡単には決まるまい。

 過去13年間、馬単での万馬券は6回(馬連3回)。1番人気馬が3勝(2着4回)、2番人気馬は2勝(2着0回)。こうしたデータからも、一筋縄で収まらないことがわかる。

 簡単に人気どころで決まらないのであれば、穴党の出番である。最も期待を寄せてみたいのは、サトノワルキューレだ。

 3歳時はGIIIフロー 3歳時はGIIIフローラSを勝ち、オークスで3番人気に支持されたほどの馬。この時は女傑アーモンドアイに歯が立たず6着に敗れたが、使いづめできたため、すでに調子のピークが過ぎていた印象だった。

 その後は、さすがに立て直すのに時間を要し、4カ月ぶりのローズSは6着。さらに半年休んで、復帰戦となったGII金鯱賞も11着と冴えなかったが、前走の阪神牝馬Sでは、なかなかのパフォーマンスを見せてくれた。

 スタートで後手を踏み、その直後に他馬に寄せられて後方からの競馬。それでいながら、先行馬ペースの中、直線は強烈な末脚で勝ち馬にコンマ3秒差の9着と迫ってみせた。このレースが初めてのマイル戦だったことを思うと、上出来の内容である。

 3歳時は長丁場向きのイメージがあったが、今はどうやら、マイル戦でこその馬に変貌しているととれる。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「サトノワルキューレ末脚炸裂」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 5/16号サトノワルキューレカンタービレ水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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