食料品だけじゃない! 国民イジメ「悪魔の値上げ商品リスト」

日刊大衆

写真はイメージです
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 収入は一向に増える気配がないのに、年々、高くなっていく日用品の数々。あなたの愛用品ももしかしたら……!?

 空前の10連休が終わったと思ったら、実は、同時並行で進んでいたのが空前の値上げラッシュだ。経済評論家の杉村富生氏が、こう警鐘を鳴らす。「材料費や人件費の高騰で、もはや企業のコストカットだけでは吸収できない段階まで来ています。春から夏、さらには消費増税が実施される秋にかけて、すべての商品が値上がりすると考えたほうがいいでしょう」

 賃金が据え置かれる一方で、医療費や社会保障費のほか、税金などの負担は増えるばかり。そこに、「あらゆる日用品で値上げが続くわけですから、一人一人が、しっかりと生活防衛しないと生き残れない時代になります」(前同)

 まさに無慈悲な国民イジメ。「令和だ、新しい時代だ!」と言って、浮かれている場合ではない。10月1日からは、5年ぶりに郵便料金が値上げされるように、問答無用の値上げの時代。令和の時代は、庶民の暮らしを蝕む値上げ攻勢で幕を開けることになったのだ。

 その値上げラッシュは、すでに始まっている。特に外食産業や食料品で値上げはすさまじく、最大値上げ率はなんと25%! こうした値上げラッシュの中でも深刻なのは、乳製品だ。ここ数年、牛乳を原料とする製品が軒並み値上がりしており、わずか数年の間に何度も繰り返し値上げしているものも少なくない。5年前と比べると、実質的に30%近く値上がりしている商品まであるのだ。

「酪農家が減少した結果、極端に供給力が不足しています。今はまだ値上げですんでいますが、そのうち、牛乳そのものが飲めなくなってしまうかもしれません」(同)

■カメラや携帯電話、パソコンも

 やはり、食料品が中心だが、今回、リスト化していない製品にも値上げの魔の手が忍び寄っている。

 たとえば半導体も、その一つ。そのため、カメラや携帯電話、パソコンといった半導体を用いる製品の価格がここ数年、高騰。杉村氏は「これまで値下がりしてきたパソコンや携帯電話の価格も下げ止まりするでしょう」と話すが、実際、同ランクの後継機と比較すると、10万円以上も高くなっているパソコンやカメラが複数ある。

■エアコン商戦はドライバー不足

 もう一つ気になるのがエアコンだという。これから暑くなる時期、購入を検討している人も多いだろう。猛暑を記録した昨年夏、エアコンの出荷台数が統計開始以来、過去最高を記録した。その結果、ドライバー不足などもあって、購入したとしても、エアコンが購入者の自宅にすぐに届かない異常事態になっていた。

「そのため、例年だと6月に本格化するエアコン商戦が、すでに始まっています。しかも、ドライバー不足はいまだ解消されていません。さらに、取りつけの際に必要な配管ホースなどの部品が品薄の状況になっているんです。そのため取りつけ費用が上がり、それがエアコン本体の価格を押し上げる恐れがあります」(同)

 つまり、もしエアコンを買うのであれば、早いほうがいいというわけだ。

■消費税10%の増税で

 こうした深刻な事態の中、秋に消費税が8%から10%へ増税されるのだからたまったものではないが、“そのとき”に、増税2%分だけではない負担が生じる可能性がある。それが、「便乗値上げ」だ。これは、増税に便乗して値上げしてしまうというもの、2014年4月1日に消費税が5%から8%に増税された際も、そこかしこで見られた悪魔の所業なのである。

 経済アナリストの松原義和氏は、この秋に予想される便乗値上げについて、「その確率が最も高い業種の筆頭が外食産業」であるとして、こう続ける。「ご存じのように、スーパーなどで買う食料品やテイクアウトの食品が8%に据え置かれる一方、飲食店で食べた場合は増税分を負担することになります。従来からの人件費高騰などで店側が2%を負担するのは無理。各種調査でも消費税導入を機に値上げを検討しているという回答が6割以上に及んでいます。前回の増税時には6割強もの店が便乗値上げしているんです」

 松原氏によると、過去に、『吉野家』の「牛丼並」は7%、『てんや』の「海鮮かき揚げ天丼」が10%、『すき家』の「とん汁からあげセット」は20%以上も値上げしたという。

「便乗値上げの“割合”のすごさでいえば、自動販売機の缶コーヒー。昔は100円でしたが、消費税のアップごとに10円ずつ値上げし、現在は130円。3割も上がっているわけです。110円にしたときは自動販売機では1円玉を扱えないからと言い訳していましたが、ここまでくると、ぼったくり。これまでの傾向からみると、今回の増税で140円になる可能性だってあります」(前同)

 自販機といえば、昨年10月に値上げしたばかりのタバコも便乗値上げが噂されているという。

 日用品でも進んでいる“実質値上げ”。しかも、一部メーカーは公表することなく内容量を減らしているから、気づかない人も多いはず。特に乳製品ではその流れが顕著で、多くの商品で内容量が著しく減少している。

■イトーヨーカ堂やイオンでカードを

 無慈悲な国民イジメ――生活は苦しくなる一方だが、そこで、大事になるのが賢い買い物術だ。そこで、誰でもすぐにできる2つの掟を公開しよう。

 まず一つ目の掟が、スーパー発行のカードを作ること。たとえば、イトーヨーカ堂は8のつく日(60歳以上が持てるシニアナナコなら15日、25日も)、イオンカードは毎月20日、30日に、多くの日用品の買い物代金が5%オフとなる。

 杉村氏は、増税後の便乗値上げ分を含めて国民が味わう値上げ感を「3%程度」とみているというが、この手を使えば、値上げ分を吸収できる計算だ。

■ネット通販『アマゾン』の定期便を利用

 2つ目の掟が、ネット通販『アマゾン』の定期便の利用だ。これは、数か月単位で定期的に商品を自動配送されるというサービス。対象商品であれば、日用品が最大で15%、割引される。しかも、一度登録すれば定期的に自宅に届くのだから、買い物する手間が省けるメリットもある。

 やりくりが苦しくなる一方の現代社会。日々の生活を直撃する値上げ地獄を乗り切り、なんとか賢くサバイバルしてほしい。

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