ネット上に公開された情報が半永久的に残り続ける“デジタル・タトゥー”の恐怖 (1/2ページ)

週刊実話

ネット上に公開された情報が半永久的に残り続ける“デジタル・タトゥー”の恐怖

 NHK朝の情報番組『あさイチ』が5月15日、「危険!ネットから情報が消えない“デジタル・タトゥー”」と題した特集を放送し、話題になっている。

 この日の特集では、ネット上に公開された情報が半永久的に残り続ける“デジタル・タトゥー”について解説。気軽に投稿した文章や写真がきっかけで、思わぬトラブルに発展するケースがあることを紹介した。

 「番組では70代の女性がイジメの主犯格の親と勘違いされ、数年にわたり中傷や嫌がらせを受けたケースを紹介しました。実際に相手から「なめてんじゃねぇぞ、この野郎。早く死ねボケナスが!」と脅迫の音声が流れると、ネット上では『めちゃめちゃ怖いわ!』『濃硫酸ぶっかけるとかこえーーー』など、悲鳴に近い声が上がりました。最近では子どもたち向けの“ネットリテラシー”教育は当たり前になってきていますが、むしろ、親世代の方が、知識不足ゆえにトラブルに巻き込まれるケースが多いのです」(IT系ジャーナリスト)

 主婦のSさん(38歳)は、中学生の子どもを持つ専業主婦。普段はツイッターで日々の出来事などを気ままにつぶやいていたが、時々、“裏アカ”を利用して、普段は遠慮して口にできないような発言をし、ストレス解消していたという。そのことでトラブルになってしまった。

 「子どもの学校のPTAやご近所のママ友に対する愚痴を裏アカでつぶやいていたんです。匿名で絶対にバレないように気を付けていたのですが、たまたま住んでいる地域を推測されるようなつぶやきをしてしまい、特定されてしまったのです。つぶやきはちょっとした愚痴で人を誹謗中傷するようなものではなかったのですが、周囲には尾ひれがついて広がってしまい、結局、引っ越しを余儀なくされました。子どもがちょうど別の学区の中学校に通うタイミングだったので、大きな混乱はなかったのが不幸中の幸いでした。今は怖くてSNSは一切やめました」

 番組では裏カアについても取り上げられたが、専門家によれば「特に大人の裏アカは絶対にバレる」という。

 「SNSの流行もあり、気軽にネット上に自分の意見を投稿する人が増えていますが、それらは全世界から見られているという意識を持つことが重要です。

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